LIFESTYLE

～サッカーについて、いろいろ言わせてもらうわ～

元Jリーガーでありながら、現在はスペインのバルセロナに移住しアパレルブランド「BUENA VISTA」と、うどん屋「宵宵祇園」を営む石塚啓次氏。彼の日課でもあるバルで酒を飲みながら、愛するサッカーについて今、率直に感じるアレコレを思いのままボヤく連載。
text:Keiji Ishizuka

Theme『結果がすべて』

スペインではなにごとにおいても結果が最重要されるねん。小さいころからそういう教育を受けているので、基本結果さえよければ途中の内容などはおとがめなし。

一方日本は結果ももちろんやけど同じくらい内容など日々の生活、態度、それが積み重ねって言葉があるように、結果までの過程を大事にされてるやんね。

これがサッカーをやったときにすごい差が出ると思うねん。人間としての道徳心的にはアウトかもしれんけどサッカーは勝負の世界やし、ズルとかどんな手を使っても勝った者、結果残した者がすべて。ええサッカーしてた？ ええプレーしてた？ それで？ って感じやろ？

いくら日々真面目で上手くて内容ええ選手と、どうしようもない性格とか生活態度やけど絶対なんやかんやで点取れる選手どっちが欲しい？ 点取れないけどメッシみたいなスーパーマンクラスなら話は別やけど……。

日本に感じてるところは、試合に勝っても翌日の新聞はこの相手にその内容では次の強い相手に勝てないとかグダグダ書いてるやん。勝って良かったってことをまず讃えろよ！

試合は勝つのが1番大事ってことをやってる人間とか観てる人間みんなに植えつけていって勝ち癖をつけなアカンやろ。そやないとちょっとした最後の1番大事なところで差が出るで！ どう思う？