ONE AND ONLY SHOP
欲しいTシャツを探しに、やみくもにお店を回るのもいいんだけど、どうせ買うならそのお店にしか売っていないようなTシャツを見つけたい。そんな自分だけのTシャツを探しているあなたに教えたい、とっておきのショップ。
photo: Shunsuke Shiga text: Rui Konno
欲しいTシャツを探しに、やみくもにお店を回るのもいいんだけど、どうせ買うならそのお店にしか売っていないようなTシャツを見つけたい。そんな自分だけのTシャツを探しているあなたに教えたい、とっておきのショップ。
photo: Shunsuke Shiga text: Rui Konno
オンラインショップの「SUPPLY」がスタートから約3年を経て2014年にオープンした実店舗がこの「BACKDOOR」だ。共同でオーナーを務める深味さんと井岡さんがバイイングのため海外へ行き始めたのはちょうどアメリカで新世代のストリートヘッズを中心に、TシャツやZINE 、アートワークで自己表現を行うという手法が一気に盛り上がったタイミング。その流れの中で、買いつけるものも次第にそうした小規模でも強い個性を放つ品々になっていき、その視野は洋服だけでなくアートにまでおよぶようになった。「1番最初のきっかけはNYの『8 Ball Zine』や、彼らがNYの地下鉄でやっていたNew Standという期間限定ショップでしたね」と井岡さん。そうして現在は、グッドデザインのTシャツだけでなく、そこにまつわる写真や音源なども発信している。そうしたクリエイターたちと直に交流してきた彼らだけに、海外のブランドやショップからの信頼も厚い。現在はベルリンの名店、「FIRMAMNET」にてポップアップを行っていて、ここで紹介したのは同店と「SUPPLY」のみで展開されているエクスクルーシブなアイテムたち。どれもアートやカルチャーと結び付いていて、Tシャツを着ることで、楽しみながらそうした背景にも理解を深めていけるはず。
RAT BRAIN
「BRAIN DEAD」の創始者のひとりで出版レーベル「HEAVY TIME」にも参加しているエド・デイヴィスが始めた新鋭ブランド。この4型は今後も継続してリリースされる「SUPPLY」とのカプセルコレクションの第1弾。「FIRMAMENT」でのポップアップで先行販売される。ボディはペッパーと呼ばれる墨黒で、それぞれ異なる色の版がクールな仕上がり。各5000円
松藤美里_写真左
アーティストのフォーカスに力を入れている同店が、その一環で製作した1枚。気鋭フォトグフラファー、松藤美里によるフォトプリントをバックにあしらい、写真を収めたZINEがセットになる。6000円
HEAVY TIME_写真右
これまでにも高感度なアートZINEを多数リリースしてきたこのブランドが、今年の「SUPPLY」の6周年を祝して製作した1枚。使用されているのは、「HEAVY TIME」初期のグラフィックだ。5000円
SUPPLY/BACKDOOR
住所:渋谷区元代々木町8-7 B 001
営業時間:15:00~20:00(月・火・木・金)、13:00~18:00(土・日)※水曜定休
☎03・6804・7037
http://www.supply-tokyo.com/
※本ページは『warp MAGAZINE JAPAN』2017年8-9号に掲載された情報を再編集したものです。