ONE AND ONLY SHOP
欲しいTシャツを探しに、やみくもにお店を回るのもいいんだけど、どうせ買うならそのお店にしか売っていないようなTシャツを見つけたい。そんな自分だけのTシャツを探しているあなたに教えたい、とっておきのショップ。
photo: Shunsuke Shiga
欲しいTシャツを探しに、やみくもにお店を回るのもいいんだけど、どうせ買うならそのお店にしか売っていないようなTシャツを見つけたい。そんな自分だけのTシャツを探しているあなたに教えたい、とっておきのショップ。
photo: Shunsuke Shiga
世界中のインディーミュージックを独自の嗅覚でセレクトし、今や世界中にファンを持つレコードショップが、「BIG LOVE RECORDS」だ。メインはもちろんレコードとカセットなのだが、こちらで取り扱うTシャツには、譲れない哲学がある。それは自分たちが日本に呼んだバンドとミーティングを重ねて作るオリジナルのバンドTシャツと、頼みたいと思える友人と作るオリジナルのレーベルTシャツだ。どちらもウェブでではなかなか販売されない、まさにお店でしか買うことができないこだわりのTシャツなのだが、それには深い意味がある。「最初はTシャツを見に来るでもいいのですが、自分で足を運んでもらって、レコードの文化に直接触れてみて欲しいんです。あくまでも私たちのお店はレコードショップなので、Tシャツはお土産感覚なマーチャンダイジングの一部なんです」。そうショップを運営する春果さんが話すように、Tシャツ類は、バースペースも併設する店舗の小さな一角に置かれている。あくまでもメインは、レコードたち。どうレコードを見たらいいのかわからないのなら、思い切って尋ねてみよう。そこからいろいろと知らない世界が、知っている世界へと変わっていくのだ。
写真左 USインディーZINEシーンでカルト的な人気を集める、NY生まれNY育ちのアーティスト、ナサニエル・マシューズが、デザインを担当したアート性の高いTシャツ。各4500円
写真右 BIG LOVEからレコードもリリースされているLAの女性デュオ、ODWALLA 88(現ODAWALLA 1221)による1枚。アーティストでありながら、洋服のデザインも手掛けている。3800円
写真左 アーティスト集団WSSFを率い、LAを代表するアーティスト、カリ・ソーンヒル・デウィッドとサベージ・ジェームス・ロッキンと春果さんの3人のアイデアが詰まった1枚。4500円
写真右 ハードコアバンドでベースを担当しながらも、アーティストのジャケットデザインも手掛ける、フィラデルフィア出身のマシュー・ベローシによるグラフィカルが強烈な仕上がり。3800円
写真左 カリとジェームス、そして春果さんに、デザイナーの倉石一樹が加わったコラボレーションブランド「SOCI ETY」のTシャツ。こちらは毎シーズン定番でリリースされている1枚。8000円
写真右 大胆にプリントされたレーベル名がアクセントになった1枚は、LA在住のアーティスト、ブレンダン・ファウラーがデザインを担当。彼の固い意志によりこちらは、ロンTのみの展開。4500円
BIG LOVE RECORDS
住所:渋谷区神宮前2-31-3 宝栄ビル 3F-A
営業時間:15:00~20:00(月)、13:00~22:00(火~日)
☎03・5775・1315
http://www.bigloverecords.jp/
※本ページは『warp MAGAZINE JAPAN』2017年8-9号に掲載された情報を再編集したものです。