”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。会社が第2の我が家な猛者が跋扈する編集部にもたまには”#fucking friday”じゃない金曜がありますが、まぁ野郎のハッピーなエピソードで賄えるのは特殊な人の需要のみ。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。正直言ってうら若き女性の性事情を知りたいと言うゲス極まりない目的もナイわけではありませんが、どんな男性が女子に人気があるのか調査するという崇高な目的もそれなりにあるのでぜひぜひお読みください!
年齢:24歳 職業:化粧品メーカー勤務
出没エリア:中目黒、渋谷、表参道
プロフィール:目黒区在住。好きなタイプは加藤浩次とトニーレオン。男らしくて渋い感じの人が好きです。基本冷たいけど、たまに甘えてくるツンデレな人。
―――好きなタイプからして、超美形の王子様が好きってわけでもなさそうだね。じゃあまず出会いから教えて。
けっこう前の話なんですけど、出会いはクラブです。VISIONのバーカウンターがある通路。
―――あーなんか想像つくわ。そこでユリちゃんがナンパされてるの。
いや、ナンパっていうか、あそこ、椅子があるじゃないですか。そこに溜まって、たまたま会った友達も含め、けっこう大人数で飲んでたんですよ。男女混ざって6人ちょっとかな。そしたら近くにいたハーフ顔の彼と目があって、あ、かっこいいな。って思った瞬間に、彼がにっこり笑いかけてきたんです。
―――外人やるよね~、そういう笑顔。で?
で、嬉しくなっちゃって、チラチラ彼のこと見てたんですけど、見るたびに目があって、移動しても通りかかるとアイコンタクトしてくるから、「え、私に気があるの?♡」って思ってたんです。それからフロアで踊ってる時に近くに来て、ちょっとだけ英語で話しかけられたんです。私そんなに英語喋れないんですけど、「友達と来たの?」みたいな軽い会話を一瞬しました。で、結局4時とか5時とか、朝方までクラブで友達と飲みながら、彼の目線にドキドキし続けてたんです。そしたら、帰り際に「フェイスブック教えて」って言われて、連絡先を交換したんです。
―――ほぼ目線だけで落とされるって、たいぶイケメンじゃん(笑)。そのあとは?
それから連絡取り合ってたんですけど、彼はイギリスと中国のハーフで、ロンドンに住んでたんですよ。それでもう帰らなきゃだからって、結局会えずじまいで。もう会うこともないんだろうなって思ってたら、数ヶ月後に青山のルバロンで会ったんですよ!それで嬉しくなっちゃて、すっごい酔っ払っちゃって(笑)
―――おお!ルバロンなつかしいね。遊びに来てたの?
彼、その日ルバロンでDJだったみたいで、大人数で来てました。私は友達と2人で行って、友達はその後クラブで会った別の友達と遊んでる感じでした。で、私はもう彼に会えたのがすっごい嬉しかったんですけど、外人の女の子にチューされてるのとか見ちゃって、「え?!」ってなってたんです。
―――え!? ってなるね。彼女だったの?
いや、その夜付きまとわれてた知らない子らしいです(笑)。彼が私に、一緒に飲もうよってソファー席に誘ってくれたんでとりあえず一緒に飲んでたら、またその外人の女の子が来て、彼に英語でめちゃくちゃキレてて、私は何言ってるのかわかんないからポカン、みたいな。結局その外人は一緒に来た友達に強制的に連れて帰られてたんですけど、彼が思わせぶりだからだみたいな説教されてたっぽいです。けっこうあっけにとられてその修羅場を見てたんですけど、彼の友達に、「あいつ、ユリのことカワイイってずっと言ってるよ。すごい気に入られてるよ」って言われたんで、私はもう舞い上がっちゃってました。で、ソファー席でそのまま彼らと飲んでたんですけど、彼に会えたのと彼の好意が嬉しくて、私すごい酔っ払っちゃったんです。彼とは友達を1人挟んで一直線に座ってたんですけど、前のめりに座ってる友達の背中の後ろで、「すごい会いたかったんだよ」みたいな会話になり、手が絡み、背中に隠れてキスされて、みたいな流れで盛り上がっちゃったんです。
―――その修羅場からのギャップすごいね。そのあとは?
その日も朝方まで飲んで踊って、ほんとにベロベロで、帰る前に女子トイレに入ったんです。で、個室から出たら洗面台のところに彼がいて、「あれ?ここ女子トイレなのになんでいるんだろう」って思った瞬間に、個室に押し戻されて、そこですごいイチャついて、半分ヤりかけたんですよ(笑)。
―――すごいなDJ。
でも、最後までには至らず、彼、いきなりパッてやめて出てったんですよ。で、「あれ?何?」と思いつつ、ベロベロで何も考えられなくて、とりあえず一緒にクラブに来た友達のところに戻ったら、彼女は私以上に酔っ払ってたんですね。で、うちに泊める約束してたので帰ることにしたんです。そしたら彼が来て、一緒に帰ろうよって言ってきたんです、それで、「あ、さっきのトイレプレーは私をじらして家でするつもりだったんだな」って思ったんです。でも「今日はこの友達を家に泊めなきゃだからどうしてもダメなの」って断って帰ったんですね。そしたらすごい真面目な子だと思われたのか、あとからラインが来て、「僕彼女と別れたばっかりで、今すぐにまた誰かと付き合うつもりはなくて、でも数ヶ月後にイギリスから来る女の子と付き合う予定なんだよね。でも日本で会った女の子の中でユリが一番カワイイと思うから、今度うち来てくれない?」って言われたんです。
―――(笑)もうさ、バカなのDJ?
ですよね(笑)、でもそう言われて、「なんて素直な人なんだ」って思っちゃったんですよね(笑)。
―――え、ユリちゃんもバカなの(笑)?
バカですよねーー!その時は、もう単純に、こんなに素直に気持ちを伝えてきてくれる人っているんだ!素敵かもしれない!って思っちゃったんですよ(苦笑)。
―――外人って想定外のこと言ってくるよねー。甘いこともぶっ飛んだことも。逆にその感覚わかんないのが不思議みたいな感じで来られるとのまれるよね(笑)で、会ったの?
はい(笑)。夜9時くらいに彼の家の近くのスーパーで待ち合わせて、買い出しして、ご飯作ってくれました。
―――何作ってくれたの?
なんか、不思議な、麺。
―――印象薄っ(笑)!
ちょっとなんか言い表せないですけど、マズくはなかったです(笑)。で、DJの機材見せてくれて、お酒飲みながら音楽聞いたり、ベットでゴロゴロしてるうちにどんどん密着してって。「来てくれて嬉しいよ」みたいなことを言いながらキスされて、そのまま最後まで……。
―――まあ、わかってて行ったんだもんね。その後は?
その後も彼の友達含め遊んだりもしたし、関係は続いてたんですけど、ちょこちょこ「僕ユリのこと好きだけど付き合えないよ?」みたいなこと言ってくるんですよ。で、それがだんだん偽善者っぽく思えてきて、言っときゃいいみたいな風に思ってるのかな?って感じてきたんです。で、私もなんかテンション下がってきて、疎遠になりました。
―――未練はないの?
いや、それで連絡とらなくなった数ヶ月後に、またクラブで会ったんですよ。外人の女の子と一緒にいたから、あ、彼女かなって思ったんですけど、言わなくていいじゃないですか、でも「ユリ、僕の彼女だよ」って紹介されて(笑)。彼女は何この女みたいな感じでムスっとしてたし、ここから何も生まれないじゃないですか(笑)。で、すぐ会話も終わって、帰るときにバイバイって言ったら、すっごい悲しそうにハグしてきて、「I missed you」みたいな。なんか、悪気がなさすぎてタチ悪いなこいつ。って思って、外人との恋っていう夢から覚めました。
―――(笑)おかえり。
また、外人さんです。もはやどうでもイイんですけど、日本人に比べて服装がシンプルなんですよね……イラスト発注しづらッ!
↓
↓
↓
総評:ハーフ+DJって好きな子多そうだけど、どう真似しろと (warpweb編)
ハイっ注目! 今回のポイントは実のところ国籍でもDJの腕でもありません。そう、出会いですよ運名的な再会! 男性女性を問わず人間ってのは”Romantic”が止まらない生き物なんですよ。ちょっとした出会いだからこそ悪い面が見えず良い面が浮き彫りになり、偶然の再会というプレミアム感でオチてしまう。分かる……分かるなぁ~オキニの娘が移籍した先で偶然再会した時スゴく燃えたし、相手は俺のコト微塵も覚えてなかったけど。そんな訳で意外と有効なんですよマヂで。狙い過ぎは犯罪にドンドン近づいていきそうですが、自分と趣味が近くて同じような場所に集まる人には熱い視線を送っときゃ意外といいことあるかも知れませんぜ旦那。