KONCOS古川太一のTrippin' 第5回・香川
バンドマンは、バンドワゴンに乗って全国各地でライヴを行う。ってことは、その土地土地でいろいろなヒトやモノに出会っている。その街に住んでいる人しか知らないようなことに触れているってこと。その街にはどんなバンドがいて、どんなカルチャーがあるのか。バンド、KONCOSの古川太一が、ライヴを通して出会った各地のカルチャーを紹介していきます。text:古川太一(KONCOS)
これまで抱いていた街のイメージや景色が、1件のライブハウスとの関わりで、まったく違うものに見えるようになりました。今回紹介する高松は、5年前にライヴハウスでありレコードショップでもある「TOONICE」ができたことによって大きく変化したんです。音楽好きが集まり交差する、地元にしっかりと根を張って音楽を広めているこの場所との出会いで、僕らの四国と音楽との距離感はグッと縮まったし、高松の音楽シーンとも繋がることができました。そう、今では呼んでもらう機会も増えたし、高松の人たちにも音楽が届いていることも実感できてます。街の色が音楽やカルチャーを生み出すこともあるけど、その逆だってある。そんなことを高松に行くと感じさせてくれる。うどんってイメージが先行しがちな香川県ですが、今回紹介するヒトやコトにもぜひとも触れてみてください。あなたがイメージする高松だってきっと変えてくれるはず。