フォトグラファーAtsuko Tanakaが日本の新鋭ラッパー14名のリアルを収めた写真集「SHOSHINSHOMEI -正真正銘-」をリリース
90 年代からニューヨークを中心に数多くのヒップホップアーティスト達の姿を捉えてきたフォトグラファー、 Atsuko Tanaka が、日本の新鋭ラッパー14 名のリアルを収めた写真集「SHOSHINSHOMEI -正真正銘-」を 6月30 日(水)に発売
―『タイトル「SHOSHINSHOMEI」には、自分自身に、そしてラップを通して発する言葉 においてもリアルでいることが大事とされるラッパーたちを表す、 ”偽りのない本物であること”という意味の「正真正銘」を用いました』―
ニューヨークのブロンクスでヒップホップが誕生して約50年。
その後、アメリカを起点に世界中の若者の心を魅了し、現在では世界各地で独自のヒップホップ文化が形づくられている。
一方、日本では80年代半ばにヒップホップが盛り上がるも、文化として根付いたとは言い難かった。しかし、現代では幼い頃からリアルなヒップホップを聴いて育った子たちが、そこに近年のグローバル化、音楽のデジタル化、 SNSの発達、さらに独特の海外の文化を日本人独特の研磨力で洗練させたことで、日本のヒップホップは世界中から注目される独自のカルチャーへと成長を遂げた。
今後さらに大きくなることは間違いない日本のヒップホップカルチャー。 その今を、世界中に発信するため、日本のヒップホップシーンを代表する若手ラッパーたち14名にフォーカスを当て、彼らの音楽活動、制作過程、日常を捉えたリアルな写真集がついに完成。
[著者コメント]
写真家歴約30年で初のソロ写真集です。私は、 10代で本場アメリカのヒップホップに魅了 され、 90年代中頃からニューヨークのラッパーたちをメインに撮ってきました。今のジャパニーズヒップホップシーンの盛り上がり方が、 90年代後半から2000年代にかけてメインストリームにのし上がっていったアメリカのヒップホップシーンと重なるように感じて、「これは写真集として形に残さねば!」という想いが膨れ上がっていきました。そして自ら企画書を作り、コンタクトを取って、皆さんの撮影をさせていただきました。ラッパーたち、そしてシーン自体が今後どのように変化を遂げていくのかわかりませんが、歴史の大事な一コマを捉えた写真集として、末長く愛される本になるといいなと願ってます。
[著者プロフィール]
Atsuko Tanaka
東京都出身。 91年に渡米し、カリフォルニアの大学で写真を学ぶ。 95年に卒業後、ニューヨークに渡り、ヒップホップアーティストたちの写真を撮り始める。日本やアメリカの雑誌 を主に広告やアルバムカバーなどを手がけ、レオナルド・ディカプリオやビヨンセ、オノ・ ヨーコなどをはじめとした多くの著名人のポートレートを撮影。 2006年のニューズウィーク日本版では「世界が尊敬する日本人 100」に選ばれた。その翌年、ニューヨークのクイーンズ在住アーティストの代表として、ティンバーランドの「The Boroughs Project」でクイーンズモデルのブーツをデザインする。 2011 年秋、約20年のアメリカでの活動を終え、日本へ帰国。現在は東京を拠点にアメリカで培った感性を活かしながら、ミュージシャンや俳優、クリエイターやビジネス界で活躍する人々のポートレートを主に撮影している。また、 2013 年に「成功」をテーマに、各界で活躍する著名人をインタビューするウエブマガジン 「HIGHFLYERS(ハイフライヤーズ)」をスタートし、意義のあるコンテンツ作りに力を注 いでいる。
HP:www.atsukotanaka.com