CULTURE

ファインダー越しに見るLAのリアリティ 07

Life Between the Exit Signs 07:FUSION LA

LAをベースに活動するフォトグラファー、飯田麻人が送るフォトダイアリー。世界から注目されるクリエイターから、まだ世にはあまり出ていない新鋭クリエイターまで。彼だから覗ける、LAのリアルな"日常と遊び"の記録。photo:Asato Iida

移民大国であるアメリカ。その中でも特に多様な文化が混在しているのがロサンゼルスだ。今回は友人のシェフ、ジェシーとロサンゼルスの食文化について話をしてみた。彼は以前爆発的な人気を誇ったフライドチキンサンドイッチのフードトラック「FREE RANGE」を経営しており、 現在はチャイナタウン、ハイランドパークにあるめちゃくちゃ美味しいハンバーガー屋「BURGERLOARDS」にてエグゼクティブシェフを務めている凄腕シェフだ。

 

近年ロサンゼルス市内に新しくできてきているレストランの特徴として、少し前まで”フュージョン”と呼んでいたようなレストランが増えている。様々な国の文化が集まり、いろいろな食文化が混ざったレストランなどをそう呼んでいるのだが、まさにそのフュージョンこそ今のロサンゼルスのスタンダードな食事になりつつあるのかもしれない。

 

そして、そのかたわらオーセンティックな食事を味わうことができるのも、ここロサンゼルスの面白いところだ。 今回僕たちが向かった場所はダウンタウンに位置するグランドセントラルマーケット。ここは1917年以降、様々なレストランや食材屋などが入っている大きな市場であり、近年ロサンゼルスダウンタウンの発展に伴い、新たに人気レストランが出店をし、常に賑わっている。最近入ってきたレストラン、昔からあるレストランがこの規模で混在している場所はロサンゼルスでもここだけであり、食から感じられる文化の変化が感じられる面白い場所だ。

Special thanks :Jesse Furman

飯田麻人 profile

日本生まれ日本育ち。現在はLA在中のフォトグラファー。弊誌を始めとしたメンズファッション誌や、ブランドのカタログ、ミュージシャンなど、いつもカルチャーと隣合わせで写真を撮り、活動している。@asatoiida

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