FASHION
「バッグを持たない生活に合ったプロダクト」村山靖行_F-LAGSTUF-F ディレクター
数多くのブランドがベストをリリースする中、今東京のファッションシーンを盛り上げているブランドのひとつ、「F-LAGSTUF-F」が新作ベストを放つ。そこでディレクターの村山さんに話を聞いてみた。ベストを作るに至った経緯とは。「仲間とよくキャンプに行くんですが、そのときにアウトドアブランドのベストを着ていたんです。それがすごい調子よかったし、理にかなっているアイテムだなと。そこで自分のフィルターを通してアイテムを作ろうと思いました。普段の生活の中でもバッグを持つことがほとんどなくて、ベストをバッグ代わりにするという発想がいいなと思い、今作のようにポケットを複数付けたデザインにしました」。自分のライフスタイルを通して、気分に合わせてアイテムを世に放つ村山さん。あくまでスタンスは街着。そのため丈感もあえて長めに設定した。今季から、今作のようなダック地などを使うアウトドアテイストのアイテムには、特別仕様のブランドロゴも作成した手の込みよう。「今日みたいにロンTなんかと合わせて着こなしてもらうのも良いと思います」。
2万8000円(F-LAGSTUF-F http://flagstuff.jp/)
左_Snow Peak
メッシュのような軽量な素材感で、ストレスない着心地を実現する本ベスト。実際のアウトドアで使えるのはもちろんだが、インナーのポイント使いでも活躍する。2万8000円(Snow Peak ☎0120・010・660)
右_MT.RAINIER DESIGN
ギアウエアを提案する本ブランドからリリースするベストは、フロントや背面にも収納可能なポケットを配し、まさに”着るバッグ”として普段使いにも最適。1万800円(HIGH! STANDARD ☎03・3464・2109)
左_COMFY
撥水素材と止水テープを施したディテールがポイントの今作は、厚手の生地を使用しオールシーズン着用できるように製作。使い勝手の効く便利アイテムだ。3万6000円(LOSTHILLS ☎03・6809・5582)
右_PORTVEL
撥水性のある高密度ナイロン生地を使用したベストは、一見ミニマルなファッション性の高いデザインながら内側に隠しポケットを配した収納力のある1枚。5万2000円(STUDIO FABWORK ☎03・6438・9575)
左_bal
メッシュ素材とシワ加工を施したナイロンとのコンビネーションによるフィッシングベスト。機能性はもちろんだが、配色を含めたデザイン性も本ブランドならではの仕上がり。2万5000円(bal ☎03・6452・3913)
右_NEIGHBORHOOD
ミリタリーテイストのデザインが特徴のコットンの素材ベスト。レイヤードアイテムとして差し込んで実用性をプラスするのがオススメ。3万4000円(NEIGHBORHOOD HARAJUKU ☎03・3401・1201)
左_STONE ISLAND
リフレクター素材を配した新鮮なデザインのベスト。コンパクトなサイズ感で機能性を楽しみながらコーディネートに取り入れることが可能。6万3000円(TOYODA TRADING PRESS ROOM ☎03・5350・5567)
右_COLUMBIA BLACK LABEL × MOUNTAIN RESEARCH
第2弾となる両ブランドのコラボフィッシングベスト。丈感は釣りを想定し短めだが、街でも取り入れられるようにデザイン性は洗練された流石の仕上がり。2万5000円(コロンビアスポーツウェアジャパン ☎0120・193・803)
左_AïE
「NEPENTHES NY」の日本人デザイナーによるブランド「AïE」のベストは、同柄のパッチワークのようなデザイン性が目を惹くアイテム。レイヤードにも最適な軽量感だ。3万9000円(NEPENTHES ☎03・3400・7227)
右_MOUNTAIN RESEARCH
ストラップ掛け仕様のハンティング型ショルダーベストは、パイレーツポケットと呼ばれるパンク的な要素もプラスするオリジナリティ溢れる1着。2万2000円(…..Research GENERAL STORE ☎03・3463・6376)
左_ENGINEERED GARMENTS
発色の良いレッドがインパクトある本ベストは、メッシュ素材が軽やかな印象。これからの季節にポイント使いで気持ちまでも上げてくれる、見逃せないアイテムだ。2万9000円(NEPENTHES ☎03・3400・7227)
右_TAKE & SONS × j.s.homestead
リアルなハントシーンを想定した突き詰めたディテールながら都会の着こなしにも馴染むようなミニマルなデザイン性の本作は、他とは一線を画す秀逸アイテム。3万2000円(JOURNAL STANDARD 表参道 ☎03・6418・7961)
※本ページは『warp MAGAZINE JAPAN』2018年5号に掲載された情報を再編集したものです。