この冬はどんなアウターをどのように着こなしたらいいのか悩んでいる読者も多いはず。そんなときはファッションアンテナを張り巡らせているセレクトショップに聞くのが1 番。そこで各セレクトショップに、今季オススメするアウターとその着こなしを調査してきました。photo:Takaki Iwata text:Yuho Nomura

個性派アウターで作るモダンアメリカンな着こなし

今年創立20周年の節目を迎え、そのメモリアルイヤーを祝した様々なコンテンツやプロジェクトを展開し、ファッション業界全体を盛り上げている「JOURNAL STANDARD」。今季はショップらしいアメカジをベースに据えつつ、”NEO BASIC”、”EASY-CAR”、”Street Culture”の3つのキーワードを加え、さらに進化したモダンアメリカンな世界観を表現する。「今年の秋冬に特にオススメしたいのが、素材やシルエット、サイズ感など個性豊かなダウンジャケット群です。野暮ったくならずに現代的なムードを感じさせる着こなしを提案しています」(久世)。

 

Name:太田 篤志郎 Job:JOURNAL STANDARD 渋谷店 店長 ※写真左
ミリタリー色の強いアウターはミドルの丈感を選ぶことで、普段とは異なった上品さのあるコート感覚の着こなしを楽しめる。さらに全身をブラックのワントーンで統一し、さりげなくストリートライクなアイテムをちりばめたことで、洗練された都会的な雰囲気も実現。NANGA × J.S.Homesteadのアウター 5万2000円(JOURNAL STANDARD渋谷店)、その他本人私物

 

Name:小坂憲太郎 Job:JOURNAL STANDARD 渋谷店 ファッションアドバイザー ※写真左中
発色の良いイエローのダウンジャケットが目を惹くラフなコーディネート。ややゆったりめのサイジングがリラックスした空気感をより強調してくれる。THE NORTH FACE × JOURNAL STANDARDのダウンジャケット 5万9000円、björk × Kevin Cumminsのスウェット 1万円、Dickiesのパンツ 5500円(すべてJOURNAL STANDARD渋谷店)、その他本人私物

 

Name:久世直輝 Job:JOURNAL STANDARD プレス ※写真右中
普段以上にボリューミーなサイズ感で表現し、ラグジュアリーなアウターをトレンドライクに落とし込んだスタイリング。久世さんらしいワンランク上のアメカジスタイルの提案だ。JOURNAL STANDARD TRISECT-2のダウンジャケット 5万5000円、きっこうちゃんのTシャツ 参考商品、Levi’s®のパンツ 1万円 (すべてJOURNAL STANDARD表参道)、その他本人私物

 

Name:山本祥平 Job:JOURNAL STANDARD 渋谷店 ファッションアドバイザー ※写真右
アウターの存在感を引き立たせるシンプルなダウンジャケットスタイル。主役を引き立てつつも、無地のスウェットやワークパンツでアメリカらしい無骨さを意識し、飾らない美学を体現した。KAPTAIN SUNSHINE × Marmot for JOURNAL STANDARDのダウンジャケット 6万8000円、Dickiesのパンツ 5500円(ともにJOURNAL STANDARD渋谷店)、その他本人私物