FASHION
- About “ERIC HAZE”
ニューヨークシティーに生まれ育ったエリック・ヘイズはグラフィティ、現代アート、グラフィック・デザインにおいて 40 年以上も多大な影響力を持ち続けているアーティストである。
ヘイズの活動の出発点は、彼が 10 代のころ Futura, Lee, Dondi と共に創設したニューヨークを拠点とするグラフィティ・コレクティブ「The Soul Artists」に遡ることができる。こ こでヘイズは若い仲間と共にオリジナルのエキジビションを 1974 年に行っている。その後 1980 年代前半は友人である Keith Haring や Jean Michel Basquiat といった名アーティス ト達と共に絵画作品の個展やグループ展へと活動を広げていった。グラフィティ・アーティストとして初めてのメインストリームへの進出後、さまざまなメディアを使いながら、あらゆるクリエイティブの境界線を壊し、キャリアを築きあげた。ギャ ラリーからグラフィック・アートに主戦場を移してからは、ヒップ・ホップ・ムーヴメントの大ブレイクを背景に、そのシーンを代表するグラフィック・デザイナーとして頂点に立っ た。続く 10 年間では、The Beastie Boys, Tommy Boy, LL Cool J, EPMD, MTV その他多数の有名ロゴやレコードジャケットをデザインした。
1991 年、自らの名を冠した服飾・アクセサリーブランド HAZE を創設。HAZE は世界的なストリート・ウェア・ムーヴメントの中で、今もパイオニア・ブランドとして不動の地位を 誇る。Nike, Casio, Heineken, Honda, Levi’s などの有名ブランドとのコラボレーションを続けるなど、グローバルに影響力を持ち続けている。
2000 年代になると、ヘイズは絵画作品への真剣な取り組みに再び活動の焦点を合わせはじめる。ウィリアムズバーグのスタジオから送り出されるヘイズの作品には、アートの歴史を 彩る重要なできごとと、彼のパーソナルな関わりが描き出される。最近の作品には抽象的なシェイプや交錯するラインが見られ、世界共通のテーマや、彼が情熱を注ぐムーヴメントやさまざまな活動への思いが反映されている。
ここ 10 年以上は、ニューヨーク、ロサンゼルス、香港、パリ、東京などでソロ個展の開催に注力し、その独自のスタイルは国際的に注目され高く評価されている。ヘイズの作品は 2011 年にMoCAロサンゼルスで開催された「ArtInTheStreets」にフィーチャーされ、2016年には世界的レジェンドのJeffreyDeitchがキュレーターを務めた「ConeyArtWallsShow」 でも作品を展覧した。最も直近の絵画インスタレーションとしては、多くの話題を呼び、非常に高く評価された 2018 年 5 月の“Beyond The Streets”がある。
エリック・ヘイズは現在ニューヨーク、ブルックリン在住。妻で俳優のロージー・ペレスと 2 匹の元・野良猫と共に暮らしている。
www.erichazenyc.com
- 開催概要
360° ERIC HAZE Supported by HUF_Opening Reception
日時:2018年11月30日(金)19:00-21:00
場所:16 (Sixteen:東京都渋谷区神宮前6丁目19−15)
DJ:MURO / DJ QUIETSTORM
※レセプション当日は ERIC HAZE 氏も在廊予定。