ヒップホップカルチャーを独自のセンスでファッションに落とし込んだスタイルが人気の松本つかささん。現在バロックジャパンリミテッドのメディアマーケティングPRに席を置き、MOUSSYを中心としたブランドのPRを担当している。仕事では女性に向けたファッション情報を発信している彼女だが、SG by warpが注目したいのは彼女のコアな音楽性溢れるファッションだ。そして今回、ヒップホップを愛してやまない彼女が、カルチャーやバックボーンを意識したメッセージ性の高いプロダクトやコーディネートを独自の視点で紹介するコラム「Tsukasaの #PersonalEffects」を堂々スタート。これは、男子も女子も迷わず要チェック!

 

vol1: 松本つかさってどんな女の子!?

 

 

着ているもの、持っているもの、ハマっているもの、発信すること……、とにかく音楽や映画、ストリートカルチャーが好きが伝わってくるつかささん。彼女の現在のライフスタイルはというと。

 

「こう見えて真面目にOLやっています(笑)。バロックジャパンリミテッドという会社でMOUSSYを中心としたWEB周りのPRやサポート、SNSを活用した取り組みなど幅広く担当しています。休日はというと、昔は週4日以上クラブに通う超ド級のクラバーでしたが、今は体力的にもキツくなってきたこともあり、控えめに。ですが、ヒップホップが好きで離れないので、ひたすらネットを駆使してカルチャーをディグっていたり、映画が好きなので、Netflix・Hulu・Amazon Video・FOX TVなどで、ギャング(マフィア)映画やゾンビ映画、ドラマ、アクションではスパイものなどをよく観ています。その際にこの曲なんだろう~、とかあの Tシャツどこのかな~、などをひたすら調べていますね」

 

そんなつかさんがヒップホップに魅了されたキッカケは高校生の頃の文化祭だったとか。

 

「母校にダンス部があり、世界大会へ出場するような有名なチームだったんです(私は帰宅部なので無関係)。そのチームの文化祭でスーパー可愛い先輩たちがパフォーマンスをしていて、それを見た瞬間、魅了されました。ダンスをしようとは思わなかったのですが、それをキッカケにファッションや音楽をいろいろ調べ始めたんです。当時はエミネム主演の映画『8Mile』が流行っていて、観に行ったのも懐かしいです」

 

10代の頃から魅了されたヒップホップカルチャー。特に好きだという2000年は、つかささんにとってどんな時代だった!?

 

「ズバリ、青春ですかね。子どもから大人になる過程の私の黄金青春時代。本格的にヒップホップに目覚め、DipsetのCam’Ronがイケメンと気づいたのもこの頃(笑)。彼は今でも一番好きなアーティストで、ジャケの衝撃力は私にとって、後にも先にも右に出る方はいないです! ヘッズ(ヒップホップにハマっている人たち)にピンクを流行らせたといっても過言ではないですね。曲では特に “Oh Boy” がお気に入りです。当時はまだ、H&Mが日本に上陸していなかったので、セレクトショップで買ったH&Mのフーディーに「Respect M.E.」というadidasとMissy Elliottのブランドのスニーカーブーツを履くコーデをしたり……、その頃の私にとって一張羅だったはず! そんなヒップホップとの衝撃的な出会いがあった年でしたね」

 

音楽とファッションが大好きなつかささん。彼女の音楽とファッションの楽しみ方とは。

 

「 “音楽とファッションを楽しむ” といえば、クラブはもちろん、フェスや海外アーティストのライブなんかは、両方楽しめる空間だと思います。私自身は、お気に入りのアーティストがプリントされているTシャツを着て、そのアーティストのプレイリストを聴いて自己満していたり、好きなアーティストが新曲を出したとき、PVのファッションを参考にして自分に似合いそうなアイテムを探したり、次はこれがきそうだな……、とか予測するのも好きです。インスタもそんな目線で見ています 」

 

さまざまな音楽やアーティスト、映画の時代背景を知ってファッションへ落とし込む彼女だが、プロダクトを選ぶ際のリサーチはネットを駆使しているそう。

 

「方法でいうと例えば、好きなアーティストがカッコいいTシャツを着ていたとして、①カラー、②ブランド、③サイズ感、④コーディネートをネットを駆使してリサーチします。大物アーティストが着ているアイテムなどは、大変高額で希少なものが多いです。それを踏まえて、限りなく近いアイテムを探していきます。同じカラーが欲しいなら似ているデザインを探す……、など。どんどん絞り込んで最後に勝ち残ったアイテムをお買い上げ、といった感じですね。どこに寄せるかは自分次第なので、高い金額を出すこともあります」

 

SG by warp「Tsukasaの #PersonalEffects」では、どんなことを発信予定ですか!?

 

「音楽だけでもなく、ファッションだけでもなく、東京のごく普通の女子のライフスタイルの中にあるカルチャーとファッションを一緒に楽しみながら共感してもらえるコンテンツを発信していきたいですね。 私のまわりにはヒップホップやストリートカルチャーが趣味の女子があまりいないのですが、ヒップホップ好きな大人の女子ってたくさんいるのではないか、と思っています。逆に私もこのコラムを通して、お友達を募集したいです(笑)」

 

最後に女性として今後どんな風に成長したいですか!? と訊ねると。

 

「なりたい女性になる、が目標! 外見も精神的にも。30代目前になって、ファッションって内面から出てくるものだとつくづく思います。いろんな意味を込めて大なり小なり、たくさんのことを経験し、Tシャツにデニムで様になる、外見も中身もキマッている女性になることが理想です。あとは、ノウハウはあるのに仕事を優先するまりサボり過ぎている自分のソーシャルも、今回のコラムを機に発信していきたいな、と思っています♡」