”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。
なんでんかんでんちゃん(仮名)
年齢:30歳 職業:服屋
出没エリア:渋谷、原宿、表参道
プロフィール:板橋区在住。好きな男性のタイプは長身で優しくて男らしい人。顔は東出昌大みたいな人。
―――あえてこのキテレツな仮名については触れませんが、なんでんかんでんちゃんの今回の話はニューヨークが舞台らしいじゃない。
そうなのよ。でも日本人よ。私外人はよくわかんないから。
―――そういえば私もニューヨークで日本人とセックスしたことあったな~。
ちょっとそれ後できかせて!でも今は私の話を聞いて!
―――聞かせて!最近の話?
まぁまぁ最近。いや、ずーっと知ってる男の子だったんだけどね。
―――友達からの系だ。
そうよそうよ。私服屋やっててね、スタイリストさんとか来てくれるんだけど、〇〇さんていうスタイリストのアシスタントがいてね、その子がよく店に来てて、彼のプライベートの話とか、恋愛相談にのったりとかしてたの。私の1コ年下で、かわいい弟みたいに思ってたんだけど、その子がね、やっと独立することになったの。私もすごい嬉しくて、もう泣いて喜んだわけ。しかも彼の師匠の〇〇さんね、独立祝いにってニューヨーク行きのチケットを彼にあげてたの。
―――へー!師匠素敵!
そしたらその子ね、私がもしニューヨークに買い付けに行くタイミングが合わせられるなら、一緒に行きたいって言ってきたの。だから「いいよいいよ~」って。「これから独立するんだし、海外でも知り合い増やした方がきっといいから、友達とか紹介するよ」って私は快諾したわけ。
―――なんでんかんでんちゃんはその時恋愛感情とか無かったの?
うん、なんとも思ってなかったの。純粋に可愛い弟みたいに思ってて、一緒に旅行に行けるくらいだからもちろん生理的に無理とかじゃないけど、恋愛感情は無かったのよ。それで、じゃあ一緒に行こうってなったの。で、出発の1ヶ月前くらいにね、「実は僕、なんでんかんでんさんのこと気になってます」って突然告白じみたこと言われたの。で、「いやいや、うまくいってないって言ってたけど彼女いるでしょ」って言ったら、「でも別れようと思ってるんです」って。コレね。男の“別れようと思ってるんです詐欺”。で、ちょっと本気なのかなって思っちゃったの。でも、ニューヨークに行く前だから高ぶって、勘違いしてるのかもしんないじゃん? だからとりあえずその話はちょっと置いとこう、みたいに言ったの。でも「飲みに行きたい」って言われて、結局共通の友達がいっぱいいる飲み会に行くことになったのよ。
―――そしたら?
そしたら、飲み会中もずっと視線を感じてた(笑)。普通に楽しく飲んで、場所は渋谷だったんだけど、終電前くらいには解散したかなぁ。でも私、飲んだ時に電車で帰るのすっごいダメなのね。だからみんなを駅まで送って、渋谷駅前のTSUTAYAのところで、タクシー止める前にオロナミンC飲んでたの。そしたらその彼から電話かかってきて、「今どこですか?」って聞かれたから、「TSUTAYA前でオロナミンキメてるよ」って言ったら、「俺まだ一緒にいたいんで、ちょっと戻っていいですか?」って言われてさ、そしたらもう、なんでんかんでんもオンナになっちゃったわけ。
―――なるよ。それはなる。
でしょ? それで結局ね、とりあえずうちの方行くってなって、一緒にタクシー乗って、うち来て、やっちゃったわけ。
―――かわいい年下の男の子が、男になっちゃったのね。
なっちゃったの。でもさ、彼女いるじゃん、それから突然彼女に、インスタのストーリーを見られるようになって、あぁ~、嫌だなって思ってたのよ。でもそのままニューヨークに行く日になって、行ったの。10日間くらい。で、滞在中彼は私の買い付けについてきて手伝ってくれたんだけど、スタイリスト用の作品撮りもしたいって言ってて、そっちを手伝って欲しいって言われてたの。もちろんそれは手伝うよって言うじゃん?
―――言うね。ていうか同じ部屋に泊まったの?
そう。同じ部屋。それでね、最初の数日はきゃっきゃはしゃいで、買い付け行って、楽しかったの。でもさ、この関係がどうなるのかもよくわかんないじゃん? それとやっぱり彼女への罪悪感もあって、私から、「インスタのストーリーを彼女に頻繁に見られるようになったんだけど、キミは彼女に何て言って出発してきたの?」って聞いたの。そしたらフツーにセンパイの私とニューヨーク行くって言ってたみたいで、「その後彼女が俺の友達に、“私全部わかってるから”って言ってるの聞いたな」って言われたの。それってもう彼女は浮気されることわかってて彼をニューヨークに行かせたようなもんじゃん? 彼がそれに気付いてから、だんだんよそよそしくなって、その夜セックスしてる最中にボソっと、「これも、XXXちゃんに見られてるのかな」とか言ってきたの。それまで「乳首舐めて」とか言ってきてたやつが。
―――うわーーーーーーー。そんなやつの乳首は洗濯バサミで挟んでやったらいい。
そうよ。乳首攻めして感じさせてやってる場合じゃなかったわ。しかもニューヨークの後半は、そいつがいちばん頑張んなきゃいけない作撮りがあるわけじゃん? で、私手伝うって言っちゃったじゃん? それでまあ手伝ったんだけど、なんかコーディネートも全然決まんなくて、結局私が「この方が良くない?」「ここはこうした方が素敵だよ」とかすっごいアドバイスして、挙げ句の果てに、高校だか大学でカメラ部だったから自分で撮るとか言ってたんだけど、写真が全部ブッレブレでさ。私一眼レフを片手で持つヤツ初めて見たわ。
―――カメラ使えてないじゃん(笑)。どうしたの?
試しに私が1回シャッター切ったら、普通にいい写真ぽくなったの。そしたらその後結局「俺が撮ると全部ダメになっちゃうからお願いします」とか言われて、全部私が撮ることになったの。コーディネートのアイディアもあげちゃったし、買い付けした服までちょっと使わせてあげちゃったし、カメラマンまでやらされてさ~。え?これ私の作撮りだっけ???…って。
―――ぐったぐたじゃん。よく最後まで付き合ってあげたね。
ほんとよ。それで結局ニューヨークは終わり。向こうにいる間は一緒にご飯とかも食べてたんだけど、最終的には今の彼女でもなく昔の女が忘れられないみたいなことをつらつらつらつら。
―――冷めるねそれ。じゃあその後はセックスもせず。
あ、最終日にした(笑)。そのまま帰るのも癪だったから(笑)。乳首も攻めてやったわよ。
―――ウケる。乳首はマストなんだ。
すぐイクから(笑)。
―――じゃあ帰国後は?ニューヨークでいろんな人も紹介してあげたんでしょ? 作撮りもほぼやってもらった彼からしたら、なんでんかんでんちゃんに恩はあるよね?
それがさ、帰国後に私の誕生日会があったんだけど、次の日早いんでって断られたの。それだけならまだしも、その私の誕生日会にそいつの憧れのスタイリストさんが来てるのをインスタで見たそいつが、ソッコー「●●●さんいるんですか?!今から行きます!」って連絡してきて、それで本当に来たの。私に会いにではなくね。それからもうマジで引いてる。っていう乳首舐められたいズッコケスタイリストの話。
―――スタイリストってスタイリングスキルと人間力が要る仕事でしょ? 今の所、私の頭にインプットされた彼の能力は乳首ですごく感じることだけかな。
総評:何と今回記念すべき50回目、各界から祝福の声が多数!!!!!(warpweb編)
「今後もいっぱい女の子を紹介して行きます!」(いつも女の子アテンドしてくれるwarp編集部F野さん)
「この連載を読んでるおかげで、女には困ってません(笑)」(読者A)
「2年前にプロポーズして放置されてた彼女からようやく了解が取れました」(warpweb編)
「毎日読んでるおかげか、身長が2cm位伸びた気しますが気のせいです!」(読者B)
「100回目指して頑張ります! そのあかつきにはNYでヤッた話しちゃいます♥」(インタビュアー)
みたいな感じの祝賀ムードでワッショイワッショイって感じになると思っていたのですが、編集部は全員地方出張で寂しいばかりです。嘘です。そんな風にはなると1㍉も思ってなかったですし、寂しくもありません。つー訳で義務みたいなものなので突っ込みみたいの入れとくと、旅行で盛り上がっちゃったってのはあるかも知れませんね。それも海外だし女の子の気分もそりゃあ盛り上がるでしょうよ。でもね、そもそも論になるけど連れてくのも付いてくのも意外とハードル高いし、それが海外ともなると……。毎回役に立つ話じゃないですが、50回目は輪を掛けて使えませんでしたね。あと、乳首ってくすぐったくてワシは好かんなぁ。