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【#ff】街ゆくあの子の、ソフトピンクな金曜 #003

”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。会社が第2の我が家な猛者が跋扈する編集部にもたまには”#fucking friday”じゃない金曜がありますが、まぁ野郎のハッピーなエピソードで賄えるのは特殊な人の需要のみ。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。正直言ってうら若き女性の性事情を知りたいと言うゲス極まりない目的もナイわけではありませんが、どんな男性が女子に人気があるのか調査するという崇高な目的もそれなりにあるのでぜひぜひお読みください!

年齢:29歳 職業:販売
出没エリア:新宿、麻布十番、恵比寿、渋谷
プロフィール:杉並区在住で昼は販売、夜は時々ゴールデン街でバイトしてます! 好きなタイプは及川光博みたいな切れ長の目の爬虫類っぽい顔。写真集、演劇鑑賞、レコード掘りが好きなので、そういうカルチャー系の話題で盛り上がれると嬉しくなっちゃいます。

―――今回なんと2つも金曜のピンク色の思い出を話してくれるということで♡

あはは。

―――ではまず出会いの地は?

ゴールデン街です。飲み屋さんにたまたま集まった友達と飲んでたら、そこの常連さんみたいな人が来たんです。ひとりで。

―――うんうん、どんな人?

人の良さそうな、ふっっっつーーーーーの人。細身の濃紺のスーツ姿でした。37歳で、サバンナの高橋みたいな人。感じの良さそうな人が隣に来たな~って思ったんですけど、私結構酔っ払ってて、あんまり何話したか覚えてないんですよ(笑)。

―――え?! 困る!(笑)

多分他愛もない世間話です。でもどうやら若干口説かれてたみたいで、私その人に、「そんなに言うなら本気見せてよ」みたいな事言ったのは覚えてるんです(笑)。そしたら気づいたら隣にいなくて、あ、怒って帰ったのかなって思ってたら、また戻ってきたんですね。忘れ物したのかな~、と思いました。

―――ねぇ、さやかちゃんのその酔っ払い具合と気にしなさ加減すごいね(笑)。それで、高橋(仮)は何で戻ってきたの?

花束を持ってました。私にって(笑)。「本気が見えてないみたいだから買ってきた」って言われて、めっちゃおもろいやん、こんなやつおるんや。って思いました。

―――若干どころか序盤からけっこう口説かれてたんじゃん(笑)。

そうみたいですね。でも私はその前の会話覚えてないから(笑)。とりあえずびっくりしたんですけど、お花もらうのっていいな~って思ったんです。一緒に次行こうよって言われて、お花のサプライズもあるしいいかなと思ってその高橋(仮)と2軒目に行きました。

―――あれ?友達は?

私、勝手に帰ったり消えたりするのしょっちゅうなんで、気にされませんでした。

―――いいね(笑)。2軒目でどんな会話になったの?

いろいろ質問してくる人で、「これまで付き合ってた人はどんな人?」とか、「どんな夜の営みをしてきたの?」とか、「どんな体位が好き?」とかいっぱい聞いてくるんですよ。「初対面なのになんでそんなに質問してくるの?」って言ったら、「これからのさやかちゃんとの夜の営みを最大限に良くしたいから」って答えてきて(笑)、キモっ!!って普通はなるんですけど……。

―――お花くれたし良い人だったんだもんね(笑)?

そう(笑)。今まで付き合ってきたタイプと全然違う人だったから、こんな人と付き合ってみるのもいいんじゃないかなって思ったんです。

―――なるほどね。これまでと違うタイプだったら、可能性は未知数だもんね。

そうです。なので試してみるのもいいかな、と。それでホテルに行きました。

―――結果は?

結果、めっっっっちゃ下手くそで(笑)、おままごとですか??? みたいなぎこちないセックスでした(笑)。

―――(笑)ナシだね、高橋(仮)。

ナシですね。

―――十分おもしろいんだけど、さらに2個目のエピソード聞いちゃっていいですか?

はい。こっちはもっと最近の話で、出会いはまたゴールデン街なんですけど、イタリア人です。

―――いいですよー!インターナショナルなやつください。

えっと、その日はゴールデン街でバイトの日だったんです。朝までだったんですけど、そこで外人のお客さんが2人入ってきました。別にゴールデン街に外人って珍しくないんですけど、ちょっとかっこいいかも…って思ったんです。warpに載ってそうなストリートファッション好きそうな感じ。ただ仕事中だったんで、仲良く話し込んだりはしてないんですよ。

―――warpっていう単語を絡ませるところがエライね!じゃあどうやって親密になったの?

すごい視線は感じてて(笑)、私も気になって見ちゃって、何度も何度も目が合ってたんです。それで彼らの帰り際に、「何時に終わるの?」って聞かれたんです。朝までだからって断ったら、明日飲みに行こうよ。って言われてラインを交換しました。

―――さやかちゃん外国語喋れるんだね。

喋れません。むこうも日本語無理。

―――はぁ??? (笑)

携帯で、和英の翻訳サイト見ながらの会話で成り立ってるんです(笑)。 それで次の日またゴールデン街で会う事にしました。外人とデートとか初めてだったしよくわかんないんですけど、その夜から「会えるのがうれしい」みたいなすっごい熱心なメッセージがどんどん来て、私もテンションは上がってました。

―――で、翌日会ってゴールデン街で飲んだのね。

はい。会話はほぼ携帯で翻訳しながらだったんですけど、「日本人はよく働くね」とかいう国際交流みたいな会話からはじまり、「SupremeとUndercoverのコラボのものが欲しい」とかっていう話で盛り上がりました。OFF-WHITEとかPalaceも着る人で、そういうファッション好きなのもツボでした。仕事はゲーム関係のITっぽくて、わりと日本に出張に来る人でした。2軒目に行こうと思ってお店を出たんですけど、そこで「そんなに飲んだら勃たなくなっちゃう」って言われて(笑)

―――翻訳サイト経由で(笑)?

そうです(笑)。なんかその翻訳サイトを通しての会話のもたつきと率直な感じが逆におもしろくて、ヤりたいのか(笑)、まいっか。みたいな気分になりました。外国人としたことないし、何事も経験かな、と。

―――外人の魔法か。

外国人マジックですね。でまあ、結局ホテルに……。

―――行くよねっ!

で、セックスの後に見せられた翻訳サイトの画面に、「あなたはとても湿っていました」って(爆笑)。

そんなこんなで、スーツ姿の高橋(仮)のイラストをお出ししてもフーンで終わるので今回はイタリアからのお客さんです。


illust:Yuya Hashizume

総評:本気(マヂ)になったら花屋にダッシュ! それでもダメなら来世に期待!!(warpweb編)

イケメン×2と続いて外人さんって……きっとトマトソースみたいな味だったんでしょうね(適当)。もう胎内に回帰して来世でワンチャン狙うしかないじゃない! でも、高橋(仮)みたいなガッツがあれば新宿のゴールデン街で一瞬だけでも輝けるってのは割と重要な情報なのでは!?

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