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【#ff】街ゆくあの子の、ソフトピンクな金曜 #005

”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。会社が第2の我が家な猛者が跋扈する編集部にもたまには”#fucking friday”じゃない金曜がありますが、まぁ野郎のハッピーなエピソードで賄えるのは特殊な人の需要のみ。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。正直言ってうら若き女性の性事情を知りたいと言うゲス極まりない目的もナイわけではありませんが、どんな男性が女子に人気があるのか調査するという崇高な目的もそれなりにあるのでぜひぜひお読みください!

年齢:28歳 職業:イラストレーター
出没エリア:道玄坂
プロフィール:渋谷区在住。好きな男性のタイプ渋川清彦さん。目が死んでて鼻が大きい人。チンピラみたいな雰囲気の人。ていうか渋川清彦さん。

―――それではKEE子ちゃん、金曜にあったイイ感じのエピソードをお願いします。

Tinderで出会った人との残念ストーリーでいいですか?

―――最近新機能も加わった世界的出会い系アプリTinderですね。warp編集部Fくんも愛用中だとか。

そうです。Tinderって、自分とその人のFacebook上の共通の友だちが出てくるじゃないですか。それで暇つぶしにやってたら彼が出てきて、共通の友達が何人もいたので、♡(ハート)押したんです。それでマッチしたので会話が始まったんですけど、私のこと知ってくれてる人でした。私のファンで、繋がれて嬉しいって言ってました。しばらくフレンドリーな会話をして、そのあとラインで連絡を取り合うようになったんです。30歳で、自分でIT系の会社をやってるのかな? 社長でした。元美容師でオシャレに敏感。みたいな。

―――ちなみに、KEE子ちゃんのTinderの設定は?

探す範囲は80km圏内で、年齢は27~40歳にしてます。

―――共通の友達がいるってこと以外に、どうして彼が“アリ”だったの?

出てきた写真は短髪をクシで梳かしてるみたいな髪型で、今っぽいしダサくなくて、まともな人っていう印象だったんで、悪くないなって思ったんですよね。そもそもTinder見てたのは、男系がヒマだったから、よかったらヤってもいいかなって。

―――いいね!正直で!で、どうやって会うことになったの?

1回、私のポップアップイベントみたいなのに来てくれたんですよね。そこで、「あ、Tinderの人?」って聞いたんですよ。

―――聞き方(笑)

「あ、そうです」ってなったんですけど、緊張してたみたいで、商品買ってくれた後にソッコー帰っちゃったんですよね。

―――そうなんだ(笑)。じゃあ実際にちゃんと会ったのは?

渋谷のちょっと高級な感じのキレイな焼肉屋に、当日突然誘われました。仕事の会食をする予定で席を予約したんだけど、会食は流れて、でもせっかく予約したし行かない? っていう誘いでした。すっごい美味しい高級サーロインの一枚肉に、卵の黄身とご飯が一口分が添えられてて…みたいなメニューのお店です。お互い仕事帰りだったんでその時初めてスーツ姿を見て、何ミリか萌えました。

―――そこでどんな会話をしたの?

ごはんは美味しかったんですけど、会話がマジでつまんなすぎて。っていうか、意味のある会話なんてほぼ無かったんです。お互い目があって、その後ニヤって微笑んで頷くだけ(笑)。

―――ツライね……。

私、頑張って色々話しかけたんですよ? 「音楽は何聞くの?」とか聞いたんですけど、「音楽あんまり聞かないんですよね」って言われて沈黙、みたいな(笑)。 映画も、彼は戦隊モノが好きみたいで、MARVELとかウルトラマンとかが良いって言ってたので、私はホラーが好きって言ったんです。私が好きなのはB級ホラーとかなんですけど、彼の中ではホラーってリングとか呪怨みたいな誰でも知ってるメジャー映画っていう先入観があって、「女の子ってみんなホラー好きだよね~」って言われたんです。なんか、そのひとくくりにされた感と彼の視野の狭さに結構幻滅しちゃったんですよね。

―――キビシイねー。でも、その瞬間そこにいる自分にしかわからない些細なきっかけで相手のこと「コイツ無理」って思っちゃう瞬間てあるよね(笑)。隙なくとも男として。

もうあの空間が辛すぎて、ものすごいスピードでお肉食べて、シメの冷麺もナシ、デザートもナシ、お腹も気持ちもいっぱいで、じゃあもう出ましょうかって言って食事は終了しました(笑)。しかもお店の外で私が一服してる間に、「じゃあ!」っていって帰って行ったんですよ(笑)。

―――Tinderデート終了…。なんでそんな空気になっちゃたんだろうね。上手く会話さえしてくれればsexしてたかもしれないのに(笑)。

多分会ってた時間2時間もないですよ。しかもそのあと「多分焼肉がいけなかった。次はもっと考えます。ろくな会話できなくで不甲斐ないです」ってメッセージが来たんですけど、焼肉のせいじゃないだろ!っていうね。それから連絡取ってません。

―――次はいらないね、確かに。

っていうかこんな話公開して復讐されたらどうしよう(笑)

―――そこはKEE子ちゃんのTinderエピソードに食いついてきた編集部Fくんに責任持って守ってもらいましょう\(^o^)/

今回KEE子ちゃんの証言をもとに男性をイラスト化したのですが、弁は立たぬがなかなか攻めた格好でこんな人物が実在するかやや不安です。


illust:Yuya Hashizume

総評:おかっぱかぁ……(warpweb編)

”Tinder”がアツいっていう有益な情報得られたってのは良かったんですが、今回はアッチのほうはナシですか……まぁ、良いんですけど! それはそうと出会いの切っ掛けがネットに転がってるのであれば、SNSで写真を盛ったり、リア充アピールってのもあながち間違いじゃないですね。でも、実際会った時に軽快なトークで場を盛り上げたりできないと、勝負の場には立てないと……今回は何かイイ感じにまとまりましたね! よーし俺も今日から”ぎゃるる”(※ヤレると話題の出会いアプリです)デビューだ!!!

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