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【#ff】街ゆくあの子の、ソフトピンクな金曜 #009

”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。会社が第2の我が家な猛者が跋扈する編集部にもたまには”#fucking friday”じゃない金曜がありますが、まぁ野郎のハッピーなエピソードで賄えるのは特殊な人の需要のみ。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。正直言ってうら若き女性の性事情を知りたいと言うゲス極まりない目的もナイわけではありませんが、どんな男性が女子に人気があるのか調査するという崇高な目的もそれなりにあるのでぜひぜひお読みください!

年齢:26歳 職業:美容系
出没エリア:渋谷界隈
プロフィール:東京都内在住。好きなタイプは見た目は黒髪、ロン毛、パーマの降谷建志みたいな人。クールな印象で女友達が少なくて聞き上手ならなおよし♡


 

―――毎回美人が登場してくれてるので、みんなかわいいから選びたい放題かと思いつつ、やっぱり失敗談というか、笑って忘れたい経験もあるんだねっ! ってことで、どうぞよろしくお願いします。

いや、私、今回何を話せばいいのか全然聞いてなくて。前の人のエピソード?も読んでない。

―――逆によく来たね!(笑)。[前回の、アンチポークビッツレーダーを持つマキちゃんのお話をおさらい]

ああー、なるほど、そうですね。じゃあ、昔クラブで会った人の話にします。

―――おねがいしまーす!ちなみにどこのクラブ?

渋谷のHARLEMです。友達とバー付近にいたらナンパされたんです。その人HARLEMの常連っぽかったんですけど、私的にはカッコイイなって思ってたんで、「何飲んでたの?一杯おごるから乾杯しようよ」って言われて、私はその誘いに乗ったんです。ただ私の友達は彼のこと全然タイプじゃなかったみたいで、「え、ちょっとありえないから無理」ってコソっと耳打ちされて、トイレ行くふりしていなくなっちゃったんです。それでまあ、ふたりで乾杯して飲むことになったんですよね。

―――みんな素直(笑)。

そこで連絡先聞かれて交換したんです。仕事は大手アパレルのVMD(編注:店の売り場作りする人です)で、悪い人じゃなさそうだったし、意外と草食系? っていう印象でした。オシャレな感じもしたので、「今度ご飯でも行こうね」って会話してその日は私も友達とまた合流して遊んで帰ったんです。

―――なんか、好青年のナンパ成功例みたい。で、実際デートにはどうやって誘われたの?

「この日何時に仕事終わる?」「俺店予約しといたよ」みたいな。

―――うんうん。段取りは良かったんだ。お店はどこ行ったの?

それが、「え?」って思ったんですけど、渋谷近辺の○民だったんですよ(笑)。

―――(笑)学生? 逆に新しいね。○民の予約。でもちょっとデートで行きたいお店じゃないかも(笑)。まあ○民もいろいろ業態はあるんでしょうがね。

ですよね? 私ってそのレベル? みたいに思ったんですけど、いや、○民を嫌がる私が高飛車になりすぎてるのかもしれないな、って考え直して、うん、○民だよね。って(笑)。

―――あみちゃん、女神のようだね。

まあお店のチョイスはともかく、私の話を「うんうん」って聞いてくれて、いい人だなっていう印象はあったんです。で、今住んでるのが押上方面の実家だから、終電もうないかも。って言われたんです。彼はホテルとかかなーって遠回しに誘ってきたんですけど、私はやる気なかったので、1軒だけ飲み直して、「私、朝から銀行行かなきゃいけないから!」ってタクシー止めてサクッと帰ったんです(笑)。

―――じゃあそこまで押しは強くないんだね。それでそれで?

そのあとも連絡は続いてて、またご飯行こうって言われたんです。私的にタイプではあったので、2回目もOKしたんですね。

―――えーと、ちなみに2回目のお店は?

渋谷駅の近くの、予約済みの別の○民でした!

―― 爆笑 ――

―――一応、別の店舗ではあったんだ!何かもう、○民への信頼ったらないんだろうね。○民の男……和男(カズオ)。その○民のおかわりにも、あみちゃんは女神対応したってことでしょ?

そうなんですよ(笑)。仕事終わりで9時過ぎとかで、疲れて文句言う気にもならないし。もうカズオの後に続いて、スーッと入店です。

―――あみちゃん美人なのに2回目でその順応性はおもしろすぎるよ。

そうです? いや、それでね、私その時彼氏と同棲してたんです。

―――同棲してたんだ!

そうなんです。それで、携帯のアップデートしたかったんですけど、私本当に機械オンチで、彼のパソコンに繋がないとアップデートできない=彼のパソコンに私のデータが全てコピーされて見られちゃう。って思ってたんです。多分そうでもないんですよね? でも無知すぎてよくわかんないから、アップデートできないことがその時1番の悩みだったんです。

―――程よくおバカだね。

それでその悩みをカズオに話したら、「俺のWi-Fi使ってアップデートできるよ」って。

―――あー、これはなんだろう、お店選び以上にカズオがイニシアチブを手にしてしまう予感だよ。

それでカズオに、「Wi-Fiはあるけど時間かかるし、充電もしなきゃいけないから、とりあえずホテルとか行く? 俺終電ないし」って言われたんです。その時点で私だいぶ酔っ払ってて、今夜の最優先事項は無事に帰ることより携帯をアップデートすることだって思ってたんで、渋谷のラブホ街のホテルにカズオに導かれるまま入ったんです。

―――まさかの携帯アップデートのためにね。

そしたら、そこもうホテルっていうより古い民宿?みたいな。ちょーーーーーボロくて、もうちょっといい場所ない? って思ったんですけど、2回も○民に連れてく奴だし、コイツはそういう奴だって思ったら、もう諦めのスイッチが入ってたんです。だから「とりあえずシャワー浴びてきなよ」って言われて、はいはい、みたいな。

―――(笑)なんか悲壮だよ。

彼がお風呂に入ってる間、私はベッドで寝ちゃってたんですけど、そしたら案の定寝込みを襲われたというか。勝手に始めてきたんで、私はもう、携帯アップデートのためだし、もう覚悟してるから早く入れて終わらせて。って思ってたんです。

―――さらに悲壮。しかもアップデートのため(笑)

でも!気づいたら終わってたんです!(笑)

―――どゆこと?(笑)

小さすぎてわかんなかったの!マジで生まれて初めてでした。

―― 爆笑 ――

―――ハンパないね(笑)(マキちゃん、迷信じゃなかったよ!)

とりあえず携帯は無事にアップデート成功してたのが救いでしたね。

―――……なによりだね。

というワケでこのコーナー唯一の良心イラストのお時間です。なんか女の子受け良さそうっすね。なんだかんだで服に掛けた金額なんかより、オサレな雰囲気が大事なんだなぁ……。


illust:Yuya Hashizume

総評:盲点だった……金より顔より携帯のアップデートを重要視する女子がいたなんて…… (warpweb編)

「俺のWi-Fi使ってアップデートできるよ」のパワーワードっぷりたるや……、是非使ってみたいけどソレになびく女なんて伝説のポケモン級に居ないよ、1/65536級の確率だよ! にしても○民はねーわ……イケるって思った根拠が知りたいよ。なんだかんだでヤレてしまったという事実は置いといて、男たるもの小粋な店の1つや2つは手元のカードとして常にキープしておきたいとこですね。あと、古い民宿みたいなラブホって……渋谷だと幸和あたり!? 数千円しか変わんないんだから、みなさんも女の子のことを考えてキレイで洒落た感じの所を選びましょう!

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