”花金”などと言う言葉が死に絶えて久しい昨今ですが、休み前の金曜の夜はいつの時代も楽しさにあふれており、最近の人たちは”#funday friday”とタグ付けしてSNSでリア充アピールするのが流行りなんだとか……。会社が第2の我が家な猛者が跋扈する編集部にもたまには”#fucking friday”じゃない金曜がありますが、まぁ野郎のハッピーなエピソードで賄えるのは特殊な人の需要のみ。そんなワケでこのコーナーでは、一般女性に匿名で登場して頂いて金曜にFuck Feverしてしまったエピソード大公開して貰います。フツーじゃなかなか聞けない話も、女性インタビュアーを立てれば、緊張も警戒心も解けだして、色々なモノが思わずポロリって寸法です。正直言ってうら若き女性の性事情を知りたいと言うゲス極まりない目的もナイわけではありませんが、どんな男性が女子に人気があるのか調査するという崇高な目的もそれなりにあるのでぜひぜひお読みください!
年齢:23歳 職業:商社OL
出没エリア:銀座、六本木
プロフィール:都内在住。好きなタイプはセンスが普通の人とズレてるような変わった人。肩書きやブランドやステータスにこだわったり外車やお金の話を自慢げにしたりしない人。顔は面長な人が好きです。芸能人でいったら要潤とか堤真一とか。
―――好きな男性の性格を聞くだけで、所謂ホワイトカラーの典型的な大企業のヤッピーたちに囲まれて日々過ごしてるんだろうなっていうのが伝わってくるね。
そうなんですよね。会社が大きくて、そういう人たち周りにいっぱいいるんですよ。
―――じゃあ今回はそんな日常を感じさせないクリエイティブで自由(で貧乏)なストリート男子に落とされたとか?
いや(笑)、全然。会社の人です。
―――あっそ(笑)。だよね。じゃあお願いします。
業種も部署も男性が多い会社だからだと思うんですけど、すっごい飲み会が多いんですよ。しかも私新卒だから、この1年ほんっとに記憶飛ぶくらい飲むことがしょっちゅうあったんですけど、その中でちょっとミステリーみたいなことが起こって。
―――ミステリーとかいってどうせ茶番でしょ〜(失礼)。でも教えて教えて。
去年の秋くらいなんですけど、その日も銀座で20人くらいの部署飲みで、すっごい酔っ払ったんですね。あ、ちなみに新卒って大変なんですよ!幹事もしながらめちゃくちゃ飲まされるから。だけどそこで上司をいっぱい観察していろいろ見極めるんです。すぐ帰っちゃう人もいれば、飲み散らかす人もいるし、私たち新卒に気を使って最後まで一緒にいてくれる人とかもいて。それで、その先輩もこの日そうやって残ってくれた優しい人なんですけど、私、本当に記憶がないんです。都内に会社の寮があってそこに住んでるんですけど、気づいたら朝で、同じ寮に住んでるその先輩のベッドで寝てたんですよ!
―――(笑)記憶ナイにもほどがあるでしょ。エッチした記憶もないの?
ないんですよ!目を開けたら、先輩が部屋の椅子に座ってコッチ見てて(笑)。
―――コワ(笑)!
それで、「え?やばい!覚えてないけどやっちゃったのかな?」って思ったんですけど、下着とキャミソール着てたし、ストッキングまで履いてたんです。だからやってないはずなんですけど、その先輩に「見て」ってベッドの上を指差されたんですね。で、私も立ち上がってそこ見たら、濡れてるんですよ。
―――え??どゆこと????
わかんないんです!でも私その瞬間に、大人になって初めて、しかも先輩の部屋でオネショしちゃったんだと思って、「すみません!!」って言いながらものすごい勢いでシーツをクルクルクルって丸めて自分の部屋に逃げ帰ったんです(笑)。
―――マンガみたいだね(笑)。実際何だったの?
それが本当にわかんないんですよ!私が履いてた下着もストッキングも濡れてなくて…。
―――じゃあさ、スゴいセックスして潮吹かされたっていう可能性も……ないか(笑)。
それは違うと思います!そしたらわざわざストッキング履き直さないし、寝てる私にストッキング履かせられるわけないじゃないですか。
―――そうだね、謎だね。確かにすごいミステリーだわ(笑)。その先輩は何も言ってこないの?
言ってこないんですよ。ていうか連絡先がわかんなくて、休み明けに社用メールで、もし人事に見られてもバレないように、「先日は失礼いたしました。マットレス、必要なら弁償いたしますので」って送ったんです。そしたら「全然いいよ。気にしないで。」としか返ってこなくて(笑)。
―――教えてよ先輩!ていうかヒカリちゃんもちゃんと聞いてよ!!(笑)
そうなんですけど、私の中では、自分がお漏らししちゃって、履いてるものだけ先に乾いたんだっていうことにしたんです。ただそれからしばらく、職場で「確認漏れてるよ」とか、「記入漏れチェックして」とか、“漏れ”っていう言葉を聞くたびにビクついてたんですよ(笑)。私のお漏らしのことバラされたんじゃないかと思って。
―――ウケる(笑)
でもその先輩、誰にも言わないでいてくれたんですよ。心ない男子だったらすぐ噂にするじゃないですか。おもしろがって。でも1ヶ月位たっても誰もそんな話してないから、いい人なんだだなって思ってました。
―――そうだね。何が起こったか実際知らないけど、絶対おもしろいこと起きてるよねその夜(笑)。
そうなんですよ。で、続きがありまして、またその先輩たちと飲むことになって、今回は9人くらいの飲みだったんですね。私は相変わらず幹事で、飲み物頼んだりお皿片付けたり取り分けたりしてて、先輩とゆっくり喋る機会はなかったんですけど、その日は先輩がベロベロに酔っ払っちゃったんです。それで結局私と、私と同期の男の子の2人でその先輩を担いで一緒に寮に帰ったんです。1時くらいだったかな。寮に着いたらもうヘトヘトで、とりあえずエントランスから一番近い同期の部屋に行って、そのまま3人で寝ることにしたんですよ。
―――川の字で?
いや、私と先輩がベッドで、同期は床で(笑)。
―――なにそれ〜。それって先輩が気を使え的な空気にしたんじゃないの? ていうかヒカリちゃんに送らせてる時点で何か仕込まれてた気がする!
どうなんだろう? いや、同期も結構酔ってて、確かに気を使ったのかもしれないけど、勝手に自分から床で寝ちゃったんですよ。枕だけ使って。ベッドもセミダブルくらいだったからそんなに狭くないし、先輩への好意も確かにあったので、いいや、一緒に寝ちゃえと思って。
―――先輩、今度こそは記憶に残してきたんでしょうね?
その夜は、キスとそのちょっと先だけしました。最初寝てるんだろうなって思ったんですけど、寝返りの流れで抱きついてきて、何も言わずにキスされて、そのままちょっと触られて、っていう感じです。でも同期が床でモゾモゾすると固まる、みたいな。高校生みたいですよね。
―――えーでもドキドキするじゃ〜ん。それでそれで?
で、結局布団の中でコソコソとイチャイチャしてたらお互い寝ちゃたんです。それで朝7時すぎくらいに同期が起き上がって、その日休みだったんですけど、いきなり病院に行くとかなんとかいいながら、消えちゃったんですよ。心の中ではいろいろその同期にツッコミ入れてたんですけど、まだ布団から出たくなかったからまいっか、と思ってたんですね。そしたら先輩が、また寝返りを装って抱きついてきて、今度こそはみたいな感じで最後までしました。
―――おお!やっとね!もはやおめでとうと言いたい。
夜中の前戯が長かったですからね(笑)。でも、本番はけっこうガッカリでした。
―――うっそ?何がダメだったの?
早漏だったんですよ。もしかしたら、夜中に悶々としてたから、いざ挿れたらすぐ果てちゃったのかもしれないですけど、ホントにあっさりあっという間でちょっと引きました。
―――じゃああの最初のミステリーナイトも、スゴいセックスして潮吹かされたっていう可能性は無さそうね。コイツにそんなスゴさはなさそうだ。うん。
ですよね(笑)。しかもさらにミステリーなんですけど、終わって同期が寝てた床を見たら、水たまりみたいのができてて、「何これ」って(笑)。
―――え?!今度は同期がお漏らし(笑)??
わかんないんですよ!ニオイもなかったんですけど、周りに倒れたコップとかもないし…。よくわかんないけどとりあえず二人でその水たまりとイチャイチャの残骸を掃除してそそくさ帰りました。それ以降その先輩とは今でも同じ社内にいますけどそういうことはしてません。
―――水たまりを呼ぶ早漏先輩…。2回目なくていいっしょ!
今回はスーツです……。読者的には参考になりませんが、イラスト発注の際に楽できて個人的にはアリです。
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総評:先輩って任意で失禁させる新手のスタンド使いなんじゃ……ドノバンのアルバムから取ってメロー・イエローなんて名前は如何かと!?(warpweb編)
会社の部署飲みかぁ……ある人にはあるんでしょうけど、warp編集部は男所帯だし、web担当に至ってはひとりだっつーの。というワケで、スタンド使いは流石にないので今回は勝手に犯人予想。真実はいつもひとつ! まず、両方の現場にいない同期クンはシロです。仮にパイセンの部屋で尿を漏らして放置してたとしたらとんだサイコ野郎です。だからこそ朝っぱらから病院に駆け込んだという可能性もありますが……。そして、先輩もシロです。まともな人なら自分の部屋ではオシッコしません。そういう性的趣向のひとも世の中にはいますが、やるなら大胆or密かにオムツでも履きながらやるでしょう。じゃあ、ヒカリちゃんがクロかと言うと答えはNOです。なぜなら、彼女の目に嘘偽りはなかった。ココでエピソードトークを繰り広げるまでがプレイの一環だとしたらとんだクソビッチ、いやションベンビッチですがそんなことはなかったと信じたい。では誰がと言うと……そう、あの部屋にはもうひとりの人物が紛れ込んでいたのです。(な、なんだってー!