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This Month Theme "健康身体"の定義とは
身体が軽く感じて、素早く動く。あまり疲れを感じない。免疫力が強く病気になりにくい。グッスリ眠れて、前日の疲れが綺麗にとれて爽快に朝起きれる。病気、怪我などからの回復が早い。精神が穏やかで安定してる。集中力が高く、継続できる。忍耐力がある。人に優しくできる、心に余裕を持つ。身体と精神のバランスが整っている状態を備えた身体。
現代の生活の中で無意識にしている生活習慣やいいと思って食べているものについて、身体への利益と負担をモノサシに見極めると様々なことが見えてくる。生産者はいいと思って作ってるし、販売部はそれを売るのに一所懸命。美味しそうに見せるし、それがなんて簡単でコンビニエントなのー!と見せてくる。レンジでチン! 玄関開けたら2分でゴハン! 進化を続けるカップ麺! コンビニ弁当にファーストフード! 心理的に食欲をかき立て、1度食べたら止まらない。レストランでの食事もそう。贅沢なお肉にピザ、パスタ、フレンチ、中華、天ぷら、デザート、人気のラーメン、パンケーキ、お菓子などなど。贅沢感や満腹になって幸せな気分になるのだが、どこに身体のためになる利益があるのかを意識してみると、ゼロに近い。サラダと言ってもレタスにキャベツが主で、それに油と砂糖満載のドレッシングがどっぷり。
人間は37兆の細胞で構成されていると言われていて、それらが親が子を一途に愛し続けるようにあなたの身体をベターにする任務を持って、日々働いている。そこに細胞が活躍できるための栄養を与えないどころか、毒を与え続けてるとするとどうなるのか?
僕が思うに、身体のポテンシャルを上げるには、それを構成している細胞をアップデートするところから始めることが必要だと思う。新人類が登場してから20万年くらいの中で自然淘汰、改良にサバイバルを繰り返して今の自分たちの身体があることを考えると、ここ50年以内で商売を目的に作られた食品がどんな形で身体に影響し、今までになかった病気やアレルギーなどを引き起こす種を身体に投与し続けているのか考えてみれば、身体が重い、疲れ易い、病気になりやすい、集中力が続かない、忍耐力がない、キレやすい、引きこもる……。などの症状が食べているものからきていると想像できるのではないか。砂糖、小麦粉、悪性油、ケミカルで生かされた動物の肉やそれから作られる乳製品の数々、効率化、大量生産化が進む中で当たり前に使用される農薬、保存料、安定剤、調味料、ホルモン剤、抗生物質、まったく読み方がわからないような漢字が商品の裏表示に並ぶものばかり。
そんな時代だからこそ自分の身体に入れるものや生活習慣を改めて本来自分が持つ身体の健康を自分で管理することをススメたいのだ。「自分の身体は食べ物でできている」という人が多いが、僕は、「何を意識して何をどうやって食べているか?」がさらに大切だと思うのでそれを次回以降このコラムを通してさらに詳しく説明したい。
自分のスペックを上げてどんなコンディションでも楽しめるオープンな気持ちやどんな道具でも楽しく乗りこなせてるようなスキルを身に付けることを目標にすれば、毎日を愛するサーフィンやスケートボードやスノーボードのためにできることをこなしながら毎日を過ごせる。待ち焦がれた絶好のコンディションのいい日に誰よりも長い間パドルし続けられる体力を持って、朝からナイターまで滑り続けられる持久力があって、自分が夢見てたトリックをメイクできるまで挑戦できる忍耐力がある。そんな身体を作ることを目標にした研究を、皆さんが始めるきっかけになるように、話を続けていきたいと思ってます。
(注)ここで書かれていることはすべて体験によって培った自分の意見であり、科学的に証明させてないことや誤りがあるかもしれません。僕の個人的な考えとして読んでもらい、あなたのポジティブな変化のために役立ててもらえることを願ってますので、ご理解の上楽しんでくださいませ。
- リップジンガー profile
世界中を旅し、その場所で出会うヒト・モノ・コトを写真に収めるフォトグラファー。自身もスケーターとしてライディングを続け、常に”理想の滑り”を追求するボーダーマンだ。