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This Month Theme どれだけ消化&吸収できてるか? が自分
今回から、実際にどういうことを考えてどうやって毎日を過ごしたら、身体本来の能力を最大限に引き出しベターなボーディングライフを過ごせるようになるのかという話を始めましょう。
健康な身体と安定した精神をものにするにはいろいろなことに気を配らなくてはうまくいかないのですが、その中のひとつで大きなファクターとなるのが”食事”です。よく人は「自分は食べたものでできている」と言いますが、ここでお伝えしたいのは「何を食べるか?」以前に「どう食べるか?」。さらに「自分がどれだけ消化&吸収できてるか?」ということです。
自分は食べているものでできているというのは当然の話で、悪いものを食べていれば体調が悪くなって、良いものを食べていれば良くなる。”悪い食べ物”とは身体に負担がかかって栄養など身体が喜ぶ要素が少ないもの。消化が悪く、体内に蓄積し、体内機能の障害になったり、その体内循環をよどませる。それによって生活習慣病やアレルギー、その他よく聞く様々な病気の原因になるもの。例えば、工場で加工されてできた化学的に調味、着色、保存、安定されたものや悪性の油で加工されたものなどの言わば”死んだ食べ物”が悪い食べ物の例です。
逆に”良い食べ物”とはそれが消化されるのに身体への負担が少なく、それが身体の中にある短い時間で多くの栄養を吸収できるもの。その季節にその地域で収穫され、新鮮で酵素を含む”生きた食べ物”。野菜&フルーツや栄養効能が高い穀物やナッツ&ドライフルーツのように、繊維質や良い脂質を含むものを良い食べ物と考えます。これらは血液を綺麗にして、身体を構成している細胞が本来の能力を良好に機能できて、その結果、免疫力が向上して病気を寄せ付けなくなり老いが遅まるような結果を招き、身体を健康にしてくれるもの。流行りの”スーパーフード”というものは、体内に入ってから身体がその良性養分を吸収するまでの負担が最小限でそれにかかる時間も短く、少量でも身体が喜ぶ養分をバランスよく含むものです。
いろいろ調べて身体に良いものだけを食べる食習慣をデザインするのも良いのですが、いっくら良い食べ物を食べても、吸収がうまくできてなければまったく意味がないのです。
習慣的にしてしまっていることの中で心掛けられるひとつの例えが、食事中の水。水がサービスとして出てくることが常識になっていますが、食事中に水(その他飲み物)を飲むというのは実はNG。基本的には消化過程を悪化させる(胃液をうすめるなどの)理由で、食前食後30分飲まないのが良いとされています。これを心掛けるだけでも食べ物を良く噛むようになったり、ゆっくり食べるようになったりと、消化を良好にして食べる量を減らせるきっかけになるでしょう。
適切に消化できる食べ物は内臓の筋肉トレーニングにも役立って、その活発になった消化器官の健康は身体の健康の基盤となるのです。そして良い食べ物をより良く吸収するのにはそれなりのコンディションが必要になります。そのコンディションを作るには大前提として悪い食べ物をとらないことが良いのです。いつもどおりの食生活をしながら、さらに良い食べ物を買って食べようと思えば「高い!」って感じると思うのですが、意識を変えて、適量の良いものだけを食べようとすれば、逆に安く健康な身体を手に入れられるのです。
カツ丼やラーメン、菓子パンなどを食べてては効果は見込めない。上に書いたような”良い食事”を心掛けてこのパターンを採用できれば革命は起きるはずだ。頭の食欲と身体の食欲の違いを意識してみてください。頭は贅沢快楽欲を満たす食事を求め、身体は体内機能を最大に活かす食事を求めるのです。”良質な食欲”を感じられるようになるのが最終目的。具体的にどんなものを食べたら良いのかについては今後のコラムで紹介していくのでお楽しみに!
(注)ここで書かれていることはすべて体験によって培った自分の意見であり、科学的に証明させてないことや誤りがあるかもしれません。僕の個人的な考えとして読んでもらい、あなたのポジティブな変化のために役立ててもらえることを願ってますので、ご理解の上楽しんでくださいませ。
- リップジンガー profile
世界中を旅し、その場所で出会うヒト・モノ・コトを写真に収めるフォトグラファー。自身もスケーターとしてライディングを続け、常に”理想の滑り”を追求するボーダーマンだ。