In The Streets of Indonesia
インドネシアとスケートボード。僕らには想像がつかないこのシーンで起こっていること。知れば知るほど、このストリートカルチャー、とりわけスケートボード文化というものに固定概念や先入観が不要なものだと実感する。現地では今、一体何が起こっているのか。フォトグラファーのMIYU FUKADAが彼らを追った記録。
新たな旅の目的地として 海外色の強まるバリ
ここ数年でサーファーだけでなく、世界中のスケーターの新たな目的地として少しずつ定着し始めたバリ。
昔からバリ=サーフィンというイメージがどうしても強いが、近年では着実にこのバリの地で海外スケーターを多く目にするようになってきた。各地でスケートーパークの開発も進み、カフェ兼バー+ボウルのスタイルが増えているという。
写真のGreyson Fletcher(HERBIE FLETHCERの孫で、父はあのCHRISTIAN FLETCHER)にたまたま出会った大きなボウルのあるバー「Pretty Poison」は、毎日のようにサーファーだけでなく、ボウル目当てにくるスケーターでいつもにぎわっている。最近では「New Balance」が手掛けるスケートライン、”Numeric”のチームも撮影で訪れたり、『Shake junt』のフィルマーとしても知られるBeagleも彼女と訪れたりと、従来はあまり見られなかった欧米からの来客も多くなってきているようだ。
気軽に飲める安価なビールとそこら中に溢れる未開拓スポット、暑くなれば服を適当に脱ぎ捨てて、すぐそばにあるビーチにでも飛び込めばいい。ここバリは、遊びを仕事にする場所として最適なのだろう。サーフスケーターであるGreysonにとっても、昼間はサーフ、夜はスケートと最高の旅の目的地であるに違いない。