誰もが参加できる”ゴミ拾い×ピックアップゲーム” 「PICK UP PLAYGROUND」プロジェクト始動︕
コミュニティによる“⾃治”が公園バスケの可能性を拡げる
「PICK UP PLAYGROUND」は、公園にバスケットボールコートがあり続ける、また⽇本中に増えていくという未来のために、イベントが開催。海外では公園に集まった多様なプレイヤー達が即席のチームを組んで⾏うゲームのことをピックアップゲームと呼ぶが、コートの周りのゴミ拾う⾏為も含めて「PICK UP PLAYGROUND」と名づけた。イベントに集まったプレイヤーは⽼若男⼥問わず全員でピックアップゲームを⾏い、終わったあとは参加者全員でゴミを拾う。そのイベントを通じて、顔⾒知りが増え、⽇常的な利⽤の中でも会話が⽣まれ、ひいてはコミュニティが育まれていく。コミュニティによってコートには⾃治が⽣まれ、そのコートの利⽤のルールが利⽤者のモラルによってつくられていく。そんな未来を描いているようだ。
パークスポーツとしてのポテンシャル
NBAでの⽇本⼈選⼿の活躍や成⻑を続ける国内プロリーグ、オリンピックにおける5⼈制、3⼈制の代表チームの躍動など、今までにないブームの到来で期待が⾼まる⽇本のバスケットボールシーンにおいて、公園で⾏われるバスケットボールも例外ではなく、様々なプレイグラウンドに多くのプレイヤーが集まっている。また、世の中におけるバスケットボールのポジションアップを背景に、公園にバスケットボールコートを設置する⾃治体も増えており、今後バスケットボールは、ランニングと並ぶ「パークスポーツの
主役」に躍り出る可能性を秘めている。もとより、野球やサッカーといったスポーツに⽐べて、そこまで⼤きな場所や⼤規模なインフラ⼯事を必要とせず、また⾼校までの部活動においてはそれらのスポーツに匹敵する⼈⼝を有するバスケットボールは、環境が整うことにより、部活動の引退で離れてしまったこれまでのプレイヤー層を掘り起こし、競技だけではなく、⼈⽣を豊かにするためのライフスタイルスポーツとして新しい側⾯を提供できる可能性にあふれている。
必要なのはコミュニティと⾃治
⼀⽅で、公園というパブリックなスペースで⾏われるバスケットボールは、ゴミや騒⾳、利⽤ルールの問題など、パブリックがゆえの調和が求められる。プレイグラウンドが増えることによってプレイヤーが増えることは好ましくても、それによって地域や社会において新たな問題を⽣み出すことは、その発展を⾃ら⽌めてしまうことになりかねない。バスケットボールがパークスポーツの主役になる上で必要なのは、プレイグラウンドとプレイヤーだけではなく、そこに⽣まれるコミュニティであり、「⾃分たちのコートは⾃分たちで守る」というプレイグラウンドへの感謝や愛、そして⾃治のスキーム。
ゴミ拾いキットとドネーション
「PICK UP PLAYGROUND」では、プロジェクトロゴがプリントされた軍⼿・トング・ゴミ袋を製作し、イベントのゴミ拾いに使⽤。このゴミ拾いキットは2022年以降、全国のプレイグラウンドでプロジェクトに参加したいプレイヤーや⾃治体を募集し、無償で寄贈、各地でのピックアップゲーム&ゴミ拾いイベントをサポートする。
⼀般社団法⼈ピックアッププレイグランド
2005年に株式会社ナイキジャパンから東京・渋⾕の代々⽊公園に2⾯のバスケットボールコートが寄贈された際に⽣まれた5on5の⼤会が【ALLDAY】ですが、2005年を⽪切りに17年間に渡って育まれてきたストリートバスケットボールのシーンから、ドメスティックバスケットボールアパレルブランド【AKTR】と【ballaholic】、バスケットボールブランド【TACHIKARA】、ストリートボールリーグ【SOMECITY】を加えた5つのブランドによって発⾜したのが「PICK UP PLAYGROUND」プロジェクト。
その運営団体として5ブランドで「⼀般社団法⼈ピックアッププレイグラウンド」を⽴ち上げます(※法⼈登記準備中)。
5つのブランドは「PICK UP PLAYGROUND」コレクションを同時発売し、その売り上げの⼀部を⼀般社団法⼈へ寄付。
その寄付⾦を活⽤して前述のゴミ拾いキットを製作し、無償で全国のバスケコートへ寄贈するエコサイクルをつくる。