みんなはAppleって聞いて、まず何を思い浮かべますか? iPhone、iPad、Apple Music……そして、もちろんMac。そんな、僕らの日常生活を豊かにしてくれるApple製品たちと、いつもクールなあの人はどんな付き合い方をしているのか。DOBERMAN INFINITYをはじめ、俳優としても活躍するSWAYは、ふとした日常のショートムービーから、自らのグループのMVまでを、自分自身のMacBook Proを始めとした機器を使って手掛けているという。そんな彼に、Appleとの出会いや映像制作のことなど、いちクリエイターとしての一面についてじっくり話を訊いてきました。
photo:Shinji Serizawa
―――もうれっきとした動画クリエイターですね。ぜひ初心者に向けて撮る時のコツを!
手振れを抑えるスタビライザーみたいなのがあるとかなり違います。あと、それプラスでiPhoneのスロー機能を取り入れると「俺イケるかも!?」って絶対になると思います。あとはやっぱりひたすらイジってみる事じゃないですかね? なんか、動画製作ソフトとかいうと難しいけどみんなが使ってるアプリと変わらないし、難しいことは何1つないと思います。パソコンにソフトをインストールするなど煩わしさもないし、兎に角やってみるってのが良いと思うんですけどね。
―――とはいってもどんな風に加工すれば……何かインスピレーション源になるものは?
めっちゃあります! たとえば、自分は映画は毎日観るようにしていて、ビデオで気に入ったシーンなどは個人的にクリップしています。例えば、最近だと『ラ・ラ・ランド』のクライマックスシーンで登場人物が妄想に耽るシーンがあるんですけど、ソコはとにかくヤバくていつかミュージックビデオなんかでも再現してみたいです。あと、映画見ててこのアングルがカッコいいみたいなのとか色味とか……。DOBERMAN INFINITYメンバーは動画は作りませんが、そう言う作品の観方に近いモノがあって、あの作品のあそこがイイとか情報を交換し合っています。
―――メンバーとそういう話ができるのはイイですね。ほかに情報交換をする人は!?
ミュージックビデオ撮る時なんかで監督さんと話すのが楽しいですね。僕は役者もやらせて頂いてるので、映画など撮る時に現場に居られるのは貴重な体験です。例えば駐車場で撮る画なんかでも、ライト1個でスゴク雰囲気でたりするわけじゃないですか、そういう時に聞けないですけどセッティングの所とかが気になって、モニターを見ててもこんなに変わるんだみたいな。まぁ、さすがにライティングとかは手が出ないですけど(笑)。あと、先輩方の何気ないSNS投稿なんかでも、このアイデアはスゴいみたいのはメチャメチャあります。
―――演技のお仕事もムービー製作の糧になってるんですね。
モノ作りと言う部分ではいろんな部分がしっかりとリンクしていると思います。むしろ、感覚的には音楽作ってるのも動画作ってるのも変わらないです。でも、デザインなんかでもそうですけど、あまり背景を描きすぎると何を伝えたいのか分かんなくなっちゃう部分はあると思います。だから、時には背景をカットしないと本当に写したいモノが出てこないというか。役者のお仕事の時なんかでもそこをすごく悩みます。ただ最近、NIGO®さんにお誘い頂いて歌舞伎を観たんですけど、歌舞伎ってそういう部分を割り切って描いている気がして。そこが新鮮に感じました。暗闇という設定で逆に電気が点いていたりとか、なるほどって感じで……だからと言ってコレと言う答えはまだ出ないんですけど。
―――今後、ムービー製作で目指すところは?
プロの人と一緒にやって1個作品を作ってみたいってのはありますね。あと、最終的な目標としてはチームを作りたいんですよ。デザインとか、動画の編集もそうだし、何がしたいってアイデアを持ってる人もそうだし、みんながやりたいことを持ち寄って一緒にできたらと思います。今はまだ、興味があってパッと始めただけですけど、チームを組むことで1人じゃ撮れない画とかアイデアもたくさん生まれると思うので。あと、速さ勝負だと思うんで今の時代は、すぐに新しいモノも生まれるし忘れられるのも速いですよね。でも、時間ってのは同じ速さだと思うんで、振り返った時に作品数が多くてこんだけやったんだって実感も生まれると思うから、早いスパンで何かを作っていこうと思うとやっぱチームなのかなって。
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