喧騒を忘れたい、でも都会から離れたくない、そんなわがままなを叶える銀座の隠れ家のようなブティックホテル
2018年12月に開業した【THE GATE HOTEL 東京 by HULIC】を訪れてきました。銀座エリアの高級ホテル激戦地域でありながら独創的なコンセプトや高いクリエイティビティをセールスポイントとてもとてもスタイリッシュなブティックホテル。喧騒を忘れたい、だが都会から離れたくないアーバンライフを送る全ての人に贈るホテルを宿泊レポート!
2019.08.28 UP DATE
2018年12月に開業した【THE GATE HOTEL 東京 by HULIC】を訪れてきました。銀座エリアの高級ホテル激戦地域でありながら独創的なコンセプトや高いクリエイティビティをセールスポイントとてもとてもスタイリッシュなブティックホテル。喧騒を忘れたい、だが都会から離れたくないアーバンライフを送る全ての人に贈るホテルを宿泊レポート!
東京銀座と聞くとベルボーイが待ち構える重厚なエントランスと大そうなホテルを思い浮かぶが、【THE GATE HOTEL 東京 by HULIC】は家具などのショップのある商業施設の4階にフロント/ロビーを構え、6階~13階に全客室がある。そのため一見するとホテルには見えなく、黒を基調としたスタイリッシュなビルと思わせるが、一階にはさりげないホテルのエンブレムと商業施設と別の専用エレベーターでショッピングや食事を楽しむ他の客とは別導線が確保されているので、隠れ家のようなたたずまいにワクワクさせてくれる。
4階のフロント/ロビー階に上がると、そこはコンパクトながらも2階分を使ったほどの高い天井と奥行きがあるので狭さは全く感じない。
またロビーには低めな個性豊かなファニチャーが置かれているので広くも感じる、全体的に外観同様に黒を基調とし清潔感と高級感がある。
客室は広さがあり、荷物をしっかり置けるワードロープや大型壁掛け液晶テレビなどがシンプルに設置されている。トイレと浴室も独立したレイアウトで一般的なビジネスホテルとは一線をおく造りとなっている。
銀座の街並み見ながら部屋のエスプレッソマシーンで本格的なエスプレッソをその場で抽出し飲むことができる。
どうしてもビジネスホテルや外資系ホテルだとシャワーとバスタブが同じアリアにあり、洗ってからお湯をためたりと日常の生活とは違う使い方で少し違和感があるものの、今回宿泊した部屋の浴室はバスタブとは別に洗い場アリアもあり、日本のホテルならではの配慮された設備。バスタブは男性が足を延ばせるぐらい大きく、お湯を張ってゆっくり疲れをとることができる。
今回ツインの部屋だったため、広々した洗面台が2台あり、遠慮せずに使えるのはうれしい。
アメニティーもコンパクトにまとめっていて使い勝手が良い。
シンプルにブランデュングされたソープ。
部屋にはホテルのロビーなどに置かれている円柱型と同じ様なデザインのミニスピーカーがあり、スマホや音楽プレーヤーなどをつなぎ自由に音楽が聴ける。
夜の部屋で自分の時間に浸るには音楽は大事な要素なのでこういった設備は重宝する。
当ホテルの特徴の中でも特筆するといればテラスを外すことはできないだろう。
ロービー横に併設されているテラスは、4階とさほど高くはない位置だが、そこが東京の中心「銀座」という事を忘れるぐらい静かで心地よい風が流れ、そんな素敵なロケーションを宿泊していなくてもドリンクなどを楽しめる。
また夜は間接照明やまた街の明かりも演出に加わり、都会の喧騒を忘れバータイムに没頭できる。
また13階は指定の部屋(※)に宿泊客のみ入れるプレムアムラウンジでは無料のドリンクサービスなど特別なおもてなしがある。また併設されたテラスは6時から13時まであれば全宿泊者が利用できるので、朝の読書やコーヒータイム、2度寝(笑)など思い思い時間を過ごしてみてもいいだろう。
※【THE GATE】【Luxe】【Canopy】に宿泊のみ
ブレックファーストはフロントを通って奥にあるレストランエリアで取ることができる。
バーカウンターにはその場で生の果物をジューサーにかけたフレッシュなジュースが並びお気に入りを席までもっていくスタイルだ。
エッグベネティクト、パンケーキ、フレンチトーストの3種類から選べるメイン料理と、パンやシリアルも含むサラダバーを楽しむことができる。
今回はエッグベネティクトを選んで、メイン料理を待つ間にフレッシュでスタンダードな野菜サラダと味付けされている各種野菜が数種並びサラダバーで朝からたっぷりビタミンと水分を取ることができる。また主食としてクロワッサンやクルミの入った薄切りのバケット、マカロニグラタンなども用意されている。
席に着いたときにスタッフよりサーブされるお洒落なエシレバターをたっぷり塗って食べることをお勧めしたい。
サラダバーを楽しんででいると数分でメイン料理が運ばれてきた。
サラダバーが豪華なのでメインのエッグベネティクトはシンプルなのかと思いきや、しっかりしたボリュームで食べ応え十分、とろーりととろける卵がたまらない。
どれも美味しく朝から時間を忘れついつい食べ過ぎてしまいそうだ。
2020東京オリンピックやインバウンド増加で都内ホテルのオープンラッシュの中でも、全てにおいてバランスの取れた優等生なホテルではあるが、決して客に媚びずに独自のブランディングで、他のホテルとは一線を画す魅力的なブティックホテルである。
またいい意味で観光客で賑わっていないため、本当に静かでリラックスできるので、旅行だけでなく自分のご褒美にTHE GATE HOTEL 東京 by HULICにで優雅なひと時を過ごしてみてはいかがだろうう。
写真/文 HIROKAZU SUGII
「THE GATE HOTEL 東京 by HULIC」
所在地:東京都千代田区有楽町2丁目2番3号 HULIC SQUARE TOKYO内
電話番号:03-6263-8233
公式サイト:https://www.gate-hotel.jp/tokyo/
構造:地上13階、地下2階、塔屋2階(内ホテル4階~13階)
ホテル施設:
【客室】164室(全6タイプ) チェックイン14:00、チェックアウト11:00
【その他】レストラン&バー(4階)、ロビーラウンジ(4階)、鉄板焼(13階)、屋上テラス(13階)、フィットネス(13階)